• なごやしりつなごやしょうぎょうこうとうがっこう
  • 名古屋市立名古屋商業高等学校

  • Nagoya Municipal Nagoya Commercial High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, エコパーク

所在地 〒464-0044 名古屋市千種区自由ヶ丘2丁目11-28
電話番号 052-751-6111
ホームページ https://www.nagoya-ch.ed.jp/
加盟年 2014

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

1 学校の理念と目標
 本校は「世界我が市場なり」という校風を基盤とし、世界を視野に地域で貢献し、持続可能な社会を創造・構築できる人材の育成を目指している。教育活動の中心にESD(持続可能な開発のための教育)を据え、授業・特別活動・部活動を通じてSDGsの達成に向けた実践を行っている。

2 活動内容
(1)国際理解に関する活動
〇 グローバルビジネス研修(7月)
 台湾での海外インターンシップを通じ、観光業におけるSDGsの取り組みを学習した。現地旅行代理店での就労体験や中国語学習、ホームステイを通じて異文化理解を深めた。
〇 国際プレゼンテーション大会(12月)
 台湾の姉妹校と合同で、現地開催の国際プレゼンテーション大会に参加した。オンラインでの事前ミーティングや現地での協働を通じ、文化の違いや意見調整の方法を学び、英語による協働プレゼンテーションを実施した。

(2)地域貢献と文化多様性の学習
〇 域大学と連携し、地域課題解決型学習を実施した。「新しい地域コミュニティを創ろう!」をテーマに、地域共創の視点からビジネスプランを考案し発表した。
〇 京都研修旅行において、風呂敷の包み方や京友禅風呂敷作りを体験し、日本の伝統文化の歴史と価値を学んだ。また、京都のオーバーツーリズム問題について探究した。

(3)持続可能な生産と消費、生物多様性の学習
〇 コロナ禍で使用されたアクリルパネルや廃材を活用し、アップサイクル製品(キーホルダー、写真パネル、ボードゲーム)を制作した。絶滅危惧種をデザインに取り入れ、親子で楽しめる製品を通じて生物多様性保護を啓発した。

(4)防災・減災・気候変動への取り組み
〇 防災教育を授業や避難訓練で実施し、地域防災計画との連携を強化した。
〇 気候変動に関する探究活動として、再生可能エネルギーの利用や省エネ生活の実践をテーマに研究した。

(5)人権・ジェンダー平等・福祉
〇 人権週間を設定し、ジェンダー平等や多文化共生について考える機会を設けた。
〇 JEC部を中心に、障害者支援施設との交流やボランティア活動を継続した。

(6)健康・食育
〇 未利用魚の活用を通じて、社会課題や環境保全の解決策を探究した。地元寿司店の経営者を講師に招き、試食体験を行い、SDGsに関する課題意識を高めた。
〇 健康教育として、メンタルヘルスやレジリエンス、アサーションを授業で取り扱った。

来年度の活動計画

来年度は以下の取り組みを計画している。
〇 姉妹校との交流をさらに強化し、オンラインと対面を組み合わせたハイブリッド型の国際交流を推進する。
〇 SDGs啓発活動を地域に広げるため、公開プレゼンテーションやワークショップを企画する。
〇 英語による国際問題解決型のプレゼンテーション大会への参加を継続し、気候変動・平和・人権などのテーマで発表する。

過去の活動報告