2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費

本校は、「世界我が市場なり」という校風をもとに、世界を見据えて活動する学校理念があり、ESDを実践の場としてとらえ、世界を視野に地域で貢献し、持続可能な社会を創造・構築できる人材の育成を目標とした。

①グローバル教育に係わる活動

(1)シンガポール海外派遣

7月末に、シンガポールへ海外インターンシップと異文化理解を深める事を目的に海外研修を行った。生徒は、ホームステイやシンガポールの大学生との交流を通して、他民族国家を体験した。他民族ゆえに話されている言語も様々で、の4つ言語が公用語となっていること、宗教も、様々で、それぞれの宗教が尊重もされていること、など知識を共有しながら理解を深めていった。現地では、NTAシンガポール支社にてインターンシップを行った。個人・団体に関するツアーの手配・管理・催行や訪日旅行の行程・見積書の作成。会計作業を行うときに、日頃学んでいる簿記が実際に使われていることがわかり、学校で学んだことが世界で通用することに驚き、衝撃を受けていた。

(2)台湾姉妹提携校とSDGsの国際交流研究発表

東南アジアの高校と合同チームでプレゼンテーションする大会に参加し、台湾の高校とチームを組み事前準備もすべて、オンラインで行われた。今年度のテーマは「The Balance and Conflict between Economic Development and Environmental Sustainability Focus on SDGs」で本校チームは、「二酸化炭化削減について」を研究発表し、プラチナ賞を受賞することがでた。

②地域貢献に係わる教育

複数の大学及び区役所と連携して地域貢献を行っている。「地域ブランディングプロジェクト」では、授産所の販売促進企画を行った。また、「地域を愛して街を創る」というテーマで大学生、教授にアドバイスをいただきながら、地元地域を活性化するにはどのような方法があるかを探り、イベントを企画し、運営した。

③持続可能な生産と消費に関わる活動

「観光とSDGs」というテーマで研究している生徒たちが、京都の主に旅館で行っているSDGsを見学・体験した。また、古都京都の文化財を見学して、文化遺産・自然遺産の保全状況と保護策など研究した。日本の文化伝統の継承を理解する体験学習で、生徒が地域の課題を探求し、自分ごととして課題をとらえることが可能になった。

来年度の活動計画

企業、姉妹校など海外も含めて校外と互いに訪問しあうことで直接交流をすることや、オンラインを利用してコミュニケーションをとり、SDGs達成のためにどのような活動が可能であるか学検討し活動したい。互いの文化・宗教・地域について国内だけではなく国際理解をより深めていきたい。また、SDGsの啓蒙活動を行う方法も考え、広くその理念を広げる方法を考案し、実践できるように活動を行いたい。日本や台湾で行われる英語によるプレゼンテーション大会に姉妹校と参加し、現代における国際問題を取り上げ、自分たちにできる解決策について発表をしていきたい。