• なばりしりつきたちゅうがっこう
  • 名張市立北中学校

  • Nabari Municipal Kita Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒518-0615 三重県名張市美旗中村2380
電話番号 0595-65-1244
ホームページ http://www.nabari-mie.ed.jp/j-kita/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉

本校は、「夢を持ち、心豊かで、たくましい生徒の育成」を学校目標に、人権・平和学習を切り口にESDの実践を通じて、課題解決につながる新たな価値観や行動を生み出す力を育成し、持続可能な社会を創造していくことを目標としている。
1.人権にかかわる活動
名張市では、例年、ヒューマンライツ(市内中学生の人権を考える会)に各中学校から課題を持ち寄って代表生徒が参加して協議を行っている。競技した内容を各校に持ち帰り、還流し、さらに校内で人権意識を高める学習をするという活動を行っている。本校では、各学年の人権学習において、学習のまとめとして「なかま集会」を実施するが、この取組は学習での自己の気づきを再確認し、互いの考えを共有することで、なかまの考えを尊重する姿勢や、自分の振り返りを行う機会と捉えている。また例えば、「いじめ」や「仲間外し」など、身近な課題についても生徒会を中心に全校に呼びかける主体的な活動を行っている。本年度は、文化発表会に於いて、ワークショップ形式で呼びかけを行い、人権を大切にすることを確認し合った。
2.福祉・平和・人権にかかわる学習
1年生ではゲストティーチャーを迎え、障がいのある子どもをもつ親としての気持ちに触れるとともに障がい者の気持ちを理解したうえで、バリアフリー、ユニバーサルデザインについての学習を行い、「共生社会」について考える機会を持った。2年生では平和学習として地元に暮らす戦争体験者の話を聞いた。来年度、広島への修学旅行を予定しており、これを契機に3年生に向けて「反戦、非核、平和希求」への思いを強める学習を展開する計画を立てている。3年生では進路選択を目の前にして、人とのつながりをどう作るか、どんな生き方をしていきたいか、自分たちの行動を振り返りながらよりよい学年集団を作る学習をすすめた。

また、本年度は全校生徒で、LGBTQの当事者から講演を聞く機会を持ち、多様な生き方への理解や性差に関係なくその人自身を見つめることの大切さを学んだ。数年前に、制服をブレザー化し、自分の選ぶスタイルで着用できるようにした経緯を大切にして、誰もが安心して生活できる学校環境を創っていこうという風潮を保とうと確認できた。

来年度の活動計画

令和6年度の活動計画
1.人権・平和教育
・障がい者との共生やバリアフリー、ユニバーサルデザインについての学習(1年)
・平和学習を通して、反戦への思いを強くする。(2年)
・部落問題学習、LBGTについて学習し、違いを認め合い、よりよい社会の構築について考える(3年)

2.生徒会活動
・生徒会を中心に「いじめのない学校」を目指し、全校生徒への啓発活動を継続する。

・身近にある不合理を許さない気持ちを醸成するとともに、本校区ですすめる「小中一貫教育」の取組として校区内小学校へも発信し、小中学生が共に考える機会を作る。
・「書き損じハガキ」の回収やソフトコンタクトレンズの空ケースの回収を行い、ボランティア活動に参加する。

過去の活動報告