• きょうとしりつむらさきのこうとうがっこう
  • 京都市立紫野高等学校

  • Kyoto Municipal Murasakino Senior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野気候変動, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町22
電話番号 075-491-0221
ホームページ http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=300803
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は「自由と規律」「知性と創造」「参加と協力」の校是のもと、「一歩踏み出すGlobal Citizenの育成」を学校教育目標に掲げている。ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を反映した総合的な探究の時間を軸とした教育活動全体で、知識を「つみあげる力」・「つなげる力」・「つかいこなす力」、課題を「かんがえぬく力」・「やりつづける力」、他者を「おしはかる力」・「あゆみよる力」の7つの力を養い、地球上の諸課題に主体的に関わろうとする生徒の育成を目指している。

【国際デーにちなんだ特別活動】
下記の三つの国際デーに関する取組を行った。
1.「世界図書・著作権デー」(4月23日)にちなんで
5月1日に2年生全生徒対象に「オリジナリティとは何か?」の学習会を行った。
2.「国際フレンドシップ・デー」(7月30日)にちなんで
7月26日に1年生全生徒を対象に、京都市のウクライナ人語学講師を招き、講演会と本校代表生徒によるパネルディスカッションによる平和学習「ウクライナ侵攻から平和について考える」を行った。
3.「国際寛容デー」(11月16日)にちなんで
11月14日に各学年の全生徒を対象に、下記の人権学習を行った。
・1年生:佛教大学副学長・原清治教授の特別講演「ネット社会と高校生の人権」
・2年生:車いすバスケットボール体験会
・3年生:ルワンダの学校を支援する会・服部欧右氏の特別講演「ルワンダのジェノサイドから考える」

【1年生の取組】
主に総合的な探究の時間において、地球上の諸課題への貢献と自己実現の両立を目指した教育を行った。
1.レゴ®ブロックを用いて「自分も他者も自由でいられる世界」と「それを阻むもの」と「阻むものを取り除くために必要なもの」を具体化する学習。
2.学校およびその周辺地域をより良いものにするための学習。
3.SD/SDGsの概要や各学問領域との関係、社会貢献に関する取り組み(企業・NPO/NGO・個人)について調査し、自分がどのような活動や分野に興味関心があるのかを考える学習。
4.ユネスコ主催「世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」への参加。
5.多文化共生を題材としたケーススタディと、多文化共生都市としての京都の課題を考える学習。
6.国際理解と国際親善のために、京都の魅力をどのように他国の方に伝えるのかについて考える学習(海外修学旅行との連携)。

【2年生の取組】
1.海外研修での気づきから、国際社会が抱える課題を考える活動。
2.「自分も世界も自由になれる」をテーマに企画書、または研究レポートの執筆と、全校での探究成果発表会の実施。

【課外活動】
三菱みらい育成財団の助成を活用し、「一歩踏み出すGlobal Citizen」の育成を目指して、夏季と冬季に1年生(選択必修)及び2年生(希望者)対象に下記の外部講師による講座を行った。
1.清水農園・清水大介代表「ビジネスとしての地域農業」
2.京都府立洛西高等学校・児玉廉教諭「mori to mirai」「脱酸素まちづくりカレッジ」
3.京都大学・伊勢武史准教授「科学者の描く未来予想図」
4.JAMMIN代表・西田太一代表「Tシャツで若者にチャリティー文化を」
5.京都芸術大学・吉田大作准教授「生成AI時代を生き抜くためのマインドセット」

来年度の活動計画

【国際デーにちなんだ特別活動】
「世界図書・著作権デー」(4月23日)、「平和に共存する国際デー」(5月16日)、「国際フレンドシップ・デー」(7月30日)、「国際寛容デー」(11月16日)などを候補とし、今年度同様に年2回以上、平和や人権、持続可能な社会の実現に関する取組を行う。

【1年生の取組】
総合的な探究の時間において、地球上の諸課題への貢献と自己実現の両立を目指し、「自分から世界へ視野を広げる」教育を行う。
1.「自分が自由でいられる世界」とは何かについて、他者と対話し、それを実現する際の障害やそれを取り除くために必要なことを考える学習。
2.学校およびその周辺地域をより良いものにするために、疑問の調査・課題発見・解決策について考え発信する学習。
3.SDやSDGsがどのような背景から生まれたのか、それに関連する社会貢献の在り方とは何か、具体的な取り組みの中で自分自身が関わりたいことは何かについて考える学習。
4.ユネスコ主催「世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」への参加。
5.日本国内の「国際的課題」をテーマに、多文化共生を題材としたケーススタディと、多文化共生都市としての京都の課題を考える学習。
6.国際理解と国際親善を題材にした探究学習と映像作成(海外修学旅行と連携)。

【2年生の取組】
総合的な探究の時間において、地球上の諸課題への貢献と自己実現の両立を目指し、「世界の課題から自分のキャリアへ絞って深める」教育を行う。
1.海外修学旅行での気づきから、国際社会が抱える課題を考える活動。
2.「自分も世界も自由になれる」をテーマに企画書、または研究レポートの執筆と、全校での探究成果発表会の実施。
3.ここまでの探究活動を踏まえ「自由実現のためのキャリア(職業だけでなく生涯の中での自分の役割や価値を含む)」をテーマに、今の自分の価値観を分析した結果をもとに、将来について考察する。

【課外活動】
三菱みらい育成財団の助成を活用し、今年度同様に「一歩踏み出すGlobal Citizen」の育成を狙いとした外部講師による講座等を行う。

過去の活動報告