所在地 | 〒920-0942 石川県金沢市小立野4-7-7 |
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電話番号 | 076-232-1283 |
ホームページ | http://cms.kanazawa-city.ed.jp/kodatsuno-e/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
文化多様性, 持続可能な生産と消費
本校は、ユネスコスクールが重点的に取り組む3分野の中でも「②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」を中心に取り組みを行った。
・②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
6年総合的な学習の時間で、「インターネットでは分からない金沢の魅力を伝えよう」という課題のもと、学習を行った。インターネットのサイトや、マップソフトを使えば、全国各地にとどまらず、世界旅行も可能になる昨今、観光客が訪れない現状を問題だと捉え、金沢で消費してもらうにはどうすれば良いかを考えた。
児童はまず、これまでの経験から、金沢市にある魅力ある観光地を思い出すことにした。家族で行ったところ、学校で見学したところなど様々な観光地を想起したが、歴史などを浅く知っているだけで、金沢市に人を呼び込むための情報を持っていないことに気づいた。
そこで、金沢市に来てもらうためには、「五感」を使った「生」の体験が必要だと考え、グループで見学の計画を立てることにした。
見学当日、児童は観光客になりきって見学をしてきた。歴史を学んでくるだけでなく、特に味覚や嗅覚をつかった発見(食べ歩き)や、率直な感想など児童が思い思いのまとめをした。
これまでの学習と違い、特に五感に特化したまとめをすることで、金沢に観光客が戻ってくることを意識した。
5年生に発表し、引き継ぐことで、より金沢の良さを分かってもらい、来年への参考としてもらいたい。
・③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
3年生「小立野のひみつを調べよう」、4年生「金沢に古くから伝わるもの」、5年生「金沢の自然環境」6年生「インターネットでは分からない金沢の魅力を伝えよう」という学習課題のもと、小立野の町や金沢市の文化についての調べ学習を行った。それぞれの学習で、自分たちの暮らす地域の良さを再発見することができた。
来年度の活動計画
3~6年総合的な学習の時間において、ユネスコスクールが重点的に取り組む3分野に関連する活動を行っていく。特に、「金沢ふるさと学習」として、自分たちが住む地域や金沢について知り、愛着を持てるような学習内容を段階的に設定する。3年生では、小立野地区の特徴や文化について、4年生では金沢の偉人や文化、歴史について、5年生では金沢の自然について学習する。そして、6年生ではそれらの学習してきたことを生かして、金沢の魅力や誇りを世界に発信する学習を行う。
また、学区にある石川県立図書館について発信したり、石川県立図書館を活用して、何かを発信していくことも考えられる。地域にある、施設を有効に活用することでも、金沢を愛する心を養っていきたい
各学年や学習に応じて、相手意識を持てるようなゴールを設定し、児童が主体的に学習に向かえるようにしていく。そのために、ゲストティーチャーとして地域で活躍する伝統工芸の職人や、国際交流員を招くなどの手立てをとっていきたい。