- あいちきょういくだいがくふぞくようちえん
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愛知教育大学附属幼稚園
- Kindergarten Affiliated to Aichi University of Education
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区中部地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒461-0047 愛知県名古屋市東区大幸南一丁目126番 |
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電話番号 | 052-722-4610 |
ホームページ | http://www.k.aichi-edu.ac.jp/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 人権
本園は、周りの環境に主体的に関わり、遊び込む中で様々な体験をし、生涯にわたる人格形成の基礎を培うことを教育目標としている。今年は「わくわくがうまれる環境」というテーマのもと、幼児が心躍らせて周りの環境と関わる中で、様々に感じ考えることを楽しんだり、相手や自然をよく知り、その違いを受け入れた上で大切にしたりする子どもを育みたいと考えESDの実践を進めた。
○園内の様々な自然に触れ、心を動かすことで自然の多様性や不思議さを知る。 本園の園庭には「附幼の森」と呼ばれる樹が生い茂っている場がある。剪定をすることで、木陰になるところや明るく陽が差し込むところ等遊びにより場を子どもたち自身が選べるようにしている。また、雑草等の草についても場によって種類を変え様々な草が生えるようにした。さらに、背の高い草を残すところと短く刈るところ、密集しているところと草がなく歩きやすいところなど、様々な場を作り、子どもたちがいろいろな自然と触れ合い、その違いを五感で感じ、不思議に心動かすことができるように工夫してきた。遊びの場を選ぶ際に、場の開け方や陽ざしの明るさ、木々の間隔等による場の雰囲気の違いをなんとなく感じ取り、「ここじゃない」「こっちがよくない?」等と楽しく場を選び、遊んでいく姿があった。また、「この糸みたいな(イネ科の)草の所にはバッタがいる」「奥の(草が密集しているところ)方にはそっと入っていかないと虫が逃げちゃうよ」等と自分の経験から知ったことを友達同士で伝え合い、意欲的に遊ぶ姿が見られた。 ○自然物の色・形大きさ等の特徴やその特性等に気付き、それを生かしたり取り入れたりして遊ぼうとする。 どんぐり等の実がなる木が数種類あるので、夢中で落ちた実を拾う中で、様々な種類、大きさ、色つやや形の違いなどに自然に気付いていった。落ち葉を集めてふかふかのお布団を作ったり投げ上げて雨を降らせるようにしたりして遊ぶ姿もあった。また、それらを繰り返していく中で、それぞれの違いや特徴に目を向けるようになり、木の葉っぱの形を動物に見立てて作品を作ったり、どんぐりの転がるコースやどんぐりを車輪にした車等を作って遊んだりする姿もあった。中には、「今日(拾ってすぐ)のどんぐりは穴があくけど、昔(ずっと前に拾った少し乾燥して固くなったどんぐり)はダメなんだって」と、教師がキリでどんぐりに穴をあけことに苦心する姿を見て自分なりに考えたり、「葉っぱはね、置いておくとカリカリになるの。だから今日持って帰ってママに見せるんだ」等と時間の経過による自然物の変化を自分の生活と結び付けて感じ取ったりしている姿もあった。これらのことをする中で、感覚的にではあるが自分たちと同じように生きている自然(木の実や木々等も生きている)にも目を向けていく機会になった。 |
来年度の活動計画
なし