所在地 〒461-0047 愛知県名古屋市東区大幸南一丁目126番
電話番号 052-722-4610
ホームページ http://www.k.aichi-edu.ac.jp/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境

本園は、周りの環境に主体的に関わり、遊び込む中で様々な体験をし、生涯にわたる人格形成の基礎を培うことを教育目標としている。今年は保育環境を見直し、自分なりに興味をもち考えることを楽しんだり、相手や自然をよく知り、その違いを受け入れた上で大切にしたりする子どもを育みたいと考えESDの実践を進めた。

○園内の自然環境に心を動かして関わる

継続して行っている草花や虫を呼ぶ環境づくりだが、今年度はダンゴムシを呼ぶ湿った場所、バッタ等の好む様々な種類の草むらを意図的に整備し、子どもたちが様々な自然と触れ合い、その不思議に心動かしたり仕組みについて興味をもったりできるようにした。他にも、雨、氷などの自然現象にも心を動かして出会うことができるように工夫した。「不思議だな」「面白いな」「どうしてかな?」などと、ときめいたり発見したりする姿が見られ、教師や友達がその思いに共感することで思ったことを表すことを喜んだり、自分で手に取って関わることを楽しんだりした。心を動かしたことに、意欲的に関わり遊ぶ姿が見られた。

また、昨年度整備した池(ビオトープ)について、その意味を知らせ、楽しむだけでなく生き物について考える機会をもてるようにもした。

○疑問に思ったことを自分なりに考えたり知ろうとしたりする

自然と関わる中で思いついたことを何でもやってみようとする姿があったので、見たり触ったり探したりする環境を整えると共に、自分なりに調べたりその調べたことを試したりする時間を保証した。結果を見て、次の手立てを考え試したり、友達や教師と話し合い、見聞きしたことを自分の考えに取り入れたりし、よりよい方法を見つけようとするようにもなった。

また、これらのことをする中で、生き物や草花等の不思議さ、強さなどに気付き、感動したりより興味を深めたりする姿があった。それと共に、自分たちと同じように生きている自然、虫や木々、草花等の命の大切さにも目を向けていく機会にもなった。

来年度の活動計画

子どもたちがより心を揺らし興味をもって関わっていける自然環境、またそれに関わる絵本などについても研究をしていく。現在、園内マップに書き込みながら進めているので、1年間を通して記録した上で、次年度への課題を見つけ取り組んでいきたいと考えている。

ビオトープについては、引き続き季節の移り変わりや生き物の変化を楽しみながら見ていくと共に、保護者を巻き込み、広く啓蒙していけるよう掲示や手紙など後方の仕方を工夫していく。

過去の活動報告