所在地 〒458-0812 愛知県名古屋市緑区神の倉4-210
電話番号 052-876-6490
ホームページ https://www.nagoya-c.ed.jp/school/kaminokura-k/
加盟年 2015

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋

本園は「育てよう小さな命、探そう自然の不思議」を活動テーマに取り組んでいる。今年度も「園内の身近な自然に親しみをもつ活動」「地域の自然環境を取り入れた活動」に取り組み、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、身近な生き物や自然に心を寄せ、大切にしようとする気持ちをもつ幼児を育て、将来のSDGs達成の担い手となっていくことを期待している。

・園内の花壇やプランターには、ダンゴムシやアリ、トンボ、バッタ、チョウなど、様々な生き物がやってくる。5月下旬、園庭のミカンの木にアゲハチョウの幼虫を見つけた5歳児の姿をきっかけに、4歳児もアゲハチョウの幼虫を飼育するようになり、7月までに何度も羽化に成功した。また、チョウへの関心が広がり、プランターのパンジーの花につくツマグロヒョウモンチョウの飼育もして羽化に成功した。2年にわたり栽培しているフジバカマに今年1匹のアサギマダラの飛来を確認できた。9月、酷暑の名古屋では戸外で虫捕りをすることが難しく、代わりに虫捕りごっこをして遊ぶことができるように担任が大きな木の絵や様々な虫のイラストを用意したところ、目を輝かせて虫捕りごっこをした4歳児が、9月下旬にはトンボやカマキリ、コオロギを捕まえて飼育する姿につながった。幼児期の遊びや生活が身近な生き物や自然に心を寄せ、大切にしようとする気持ちを育てることを実感できた。

・園内にはサクランボやグミ、ビワ、柿など実のなる樹が植わっている。今年、サクランボと柿は豊作で、サクランボは親子で収穫し、フレッシュな味を共有できた。柿は年長児が自分の手で木からもいで小さいクラスに届け、みんなで味わうことができた。毎年、実りの恵みを味わいながら、四季があることや命の循環に関心がひろがっていくことを期待する。

【地域の自然環境を取り入れた活動】

・年長児が、手つかずの自然環境が多く残されている近隣の「熊野社」へ出かける取り組みをしている。春は、タケノコをみつけたり、急峻な崖をロープでつたって登る体験をした。秋は、自然観察員を招いて、散策をしながら樹木や実、草花の名前や特徴を教えてもらう機会をつくった。地球を守るためには身近な自然の営みを知り、いのちのつながりを自分のこととしてとらえて大切に扱うことが大事であることを自然観察員の話から学ぶ機会になった。

・年中児、年少児も、近隣の公園に出かけ、身近な自然に触れる機会をつくっている。年中児は春、園のすぐ隣の公園で、タンポポやぺんぺん草を見つけて遊んだり、草笛を吹いてみたりして、自然物を使った遊びを体験できた。年少児は秋に近隣の公園でたくさんのドングリを見つけて拾い、持ち帰ってきたドングリを転がしたりままごとのごちそうにしたりして遊びに取り入れて楽しむことができた。

・年長児は収穫したサツマイモのつるでリースをひとりひとつ作って、リースづくりをした。大きな松ぼっくりや作ったリースを、ビーズやリボン、ラメのりなどの素材と組み合わせてじっくり飾りつけ、自然物の持つあたたかみや美しさを感じとりながら遊ぶことができた。

来年度の活動計画

名古屋市南東部の丘陵地帯の自然豊かな地域にある本園の特色を生かした活動を継続して行い、今後も身近な生き物や自然を「自分とつながりがある大切なもの」として感じとることができるような環境構成や言葉がけを心掛け、次年度も自然に心を寄せ、大切にしていこうとする幼児を育てていきたい。

また、幼児が取り組んでいる活動の意味や学びを保護者や近隣の学校、地域の方に伝えていくことで、ともにESD教育について興味をもち、園と家庭が連携しながら幼児の育ちを支え、将来のSDGs達成の担い手となっていくよう努めていきたい。

過去の活動報告