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加盟年 2017

2021年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等

今年度は、コロナによる学校行事が制限される中、中高全体のテーマとして「SDGsの授業展開」「国際協働」を掲げ、これまでの本校におけるユネスコスクールとしてのプロジェクトをより発展させていこうとするものであった。5年目の今年は、可能な分野での活動を少しずつ広げながら、①平和学習プロジェクト②環境教育プロジェクト③国際理解プロジェクトをより連携させて、生徒たちに持続可能な社会の担い手に必要な知識、能力、態度、価値観を身に付けさせる学習を展開した。

①平和学習プロジェクト

キリスト教主義を建学の精神に掲げる本校としては、まず「心の平和」を達成することを目標として、聖書や礼拝の時間を使い、一年をかけてすべての生徒がノートを作成した。毎週の講話を聴きながら、生徒たちは平和な世の中をイメージして、自分の考察をその都度ノートにまとめた。さらに中学校では平和な社会を生きるための主体的なコミュニケーションスキルの向上をめざし、演じたり発言したりしながら、自分はどのように感じ、相手はどう思ったかなどを学習した。高校では、JICA国内研修参加教員による授業実践報告を行った。ジグソー法と呼ばれる3人1グループのアクティブラーニングでの世界史の授業で、多文化共生社会に必要な視点とは何か?第一次世界大戦後の中東を事例に、調べ、意見交換し、考えを深めていった。それぞれが違う課題を解いていき、互いに情報を共有・意見交換することで、最終的な課題を考え、「これの定義って何だろう?」「この言葉、さっきの記事でみたよ!」生徒同士の気づきや疑問が、次の疑問を生むライブ感。彼らの積極的な姿勢に、授業担当者も圧倒された。

②環境教育プロジェクト

中学校では「自然との共生」をテーマに、地球規模の問題解決への糸口を「南極と自然」に求め、全員が自然との共生について学習した。また今年はコロナによる課外授業ができなかったが、探究活動で「地域の街づくり」を学んだ。高校ではさらに、地理の授業で「SDGsと環境」について、探究の時間には「防災とSDGs」について、それぞれ授業や発表を行った。高校では「さくらプロジェクト」を今年も実施した。さくらプロジェクトとは、本校の東北復興支援で、例年3月末に宮城県に足を運び、そこでの学びを文化祭や学年礼拝で広めてきた。ここ2年間は活動が制限されているが、オンラインの活動を続けている。今回、さくらプロジェクトでは、国立青少年教育振興機構が主催する「全国中学生・高校生防災ジュニアリーダー育成オンライン研修」へ高校生が参加することになった。今回の防災会議では、事前に専門家の先生方の講義を視聴したうえで、各校で自分たちに出来る「アクションプラン」を作成・報告した。避難訓練を意義あるものにするために出来ることは何か。自分たちから防災意識を変えていくために出来ることは何か。北は宮城県から南は熊本県まで、様々な地域の中高生との意見交換を通して、桜美林高校に出来ることは何か、主体的に考える機会となった。

③国際理解プロジェクト

中学では、異文化をもつ人々との協働学習をより発展させるために、従来から姉妹校である北京外語大付属中学校(中国)や順天梅山中学校(韓国)とオンラインによる相互交流を行い、お互いの文化について話し合い、その成果を発表した。高校では、国際化において生じる問題について具体的な解決に向けた行動ができるよう必要とされる能力の育成や知識を習得し、自ら考え、他人の意見を聞きつつも、自分の意見を主張できる能力をのばした。今年は、インドの高校生との国際交流プログラムが実現した。インド北部ハリヤナ州の都市グルガーオンは、首都デリーの南西約30キロメートルに位置する衛星都市の一つで、外国企業が集まる新興ビジネス地区として急速に発展しているところだが、そのグルガーオンにあるSuncity School Gurgaonに通う高校生と桜美林高校がオンラインで国際交流が行われた。生徒たちは日印混合の6つのグループに分かれ、グループごとにファッション・食べ物・祭りなどのテーマを決め、両校の生徒が互いに同じ動画投稿アプリを利用して一つの作品を完成させた。最終日には全員でそれぞれの動画を鑑賞し、感想を述べ合った。遠く感じていたインドが身近になり、それぞれの文化の相違点や共通点などを考えることで、国際的な視野を広げられたように思う。

来年度の活動計画

来年度は、特に高校で「新学習指導要領」が実施されるのと並んで、本校でもユネスコスクールのカリキュラム化をより本格的に実施する予定。また中学と高校で「探究」の授業をカリキュラムに位置づけ、これまでのプログラムをさらに発展させ、SDGsやESD教育を深化させていきたい。

過去の活動報告