• にいはましりついずみがわちゅうがっこう
  • 新居浜市立泉川中学校

  • Niihama Municipal Izumigawa Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒792-0825 愛媛県新居浜市星原町7番8号
電話番号 0897-43-5800
ホームページ https://izumigawa-j.esnet.ed.jp/
加盟年 2015

2025年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 人権, 福祉, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野

泉川中学校では、生徒一人ひとりが地域社会の一員としての自覚を持ち、同時に世界の諸課題を自分事として捉える「地球市民」としての資質を養うため、多角的かつ実践的な探究活動を展開した。

 まず、安全・安心な社会の基盤となる防災教育においては、地域の小学校や住民、消防署、地域防災士と連携した総合的な学習を実施した。特に避難所運営訓練(HUG)では、多様な背景を持つ避難者への配慮や共助の精神を学び、有事の際に主体的に行動できる力の育成を図った。また、環境保全と持続可能な社会への貢献として、地域一体となった資源回収活動を年3回実施した。生徒会が中心となって目標を掲げ、地域住民との協働を通じて資源の有効活用への意識を高めたことは、循環型社会の担い手としての自覚を促す貴重な機会となった。

 人権教育においては、年間を通じて「人権及び同和問題」を重点的に扱い、11月の強調月間や12月の全校集会では保護者も交えて対話を深めた。生徒の学習成果物を活用した啓発活動は、家庭や地域へ人権尊重の意識を広げる役割を果たした。さらに、福祉の視点からは、民生委員の協力を得て独居老人宅への訪問活動を実施した。お年寄りとの対話を通じて地域の歴史や生活の知恵を学ぶとともに、孤独を抱える人々との共生や、地域社会における「つながり」の重要性を肌で感じ、共感に基づいた共助の精神を養った。

 食育の分野では、給食を教材として全国の食文化や課題を多角的に学び、残菜ゼロを目指す生徒会主体の運動や、包装紙のデザイン考案などの創造的な活動を展開した。これにより、食に対する感謝の念と意欲を高めるだけでなく、環境負荷の軽減に向けた日常的な実践力を身に付けた。

 これらのSDGs学習や地域清掃、交流を含む多角的な探究活動を通じ、生徒たちは地域社会と世界が地続きであることを深く理解した。泉川中学校は、今後も地域と密接に連携しながら、持続可能な未来を切り拓く豊かな意識と行動力を備えた「地球市民」の育成に邁進していく。

来年度の活動計画

・地域の小学校及び地域住民と連携・協働して防災教育(学習)を行う。(年3回)
・地域と連携・協働して資源の有効活用に係る活動を行う。(年3回)
・人権及び同和問題に係る学習を行う。保護者啓発を行う。(年間)
・地域の独居老人宅を訪問して、地域のつながりと共助や福祉について学習する。
・給食を中心として、全国の食に関するテーマを定めて学習する。また、残菜をゼロにするために生徒会活動を中心とした活動を行う。

過去の活動報告