所在地 | 〒441-3113 愛知県豊橋市細谷町北芋ケ谷30?44 |
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電話番号 | 0532-21-1149 |
ホームページ | http://www.toyohashi-c.ed.jp/inami-j/ |
加盟年 | 2015 |
2022年度活動報告
生物多様性, 海洋, 環境, 持続可能な生産と消費
当校は、「表浜プロジェクト」と「キャリア教育」を活動テーマとして、ESDを地域とのつながりを通して体験的に学ぶことと捉え、その中からよりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質や能力の育成を目標とした。SDGsを柱に、①環境や生命にかかわる活動、②地域の職業にかかわる活動、③地球規模の課題の解決にかかわる活動を行った。
①環境や生命に関わる活動
自然豊かで農業がさかんな五並校区では、イノシシによる獣害問題が発生しており、地域の方々が捕獲部会を立ち上げ、駆除を行っている。近隣にある豊橋総合動植物公園では、駆除された野生のシカの肉をライオンの餌とする取り組みが行われるようになった。豊橋総合動植物公園の見学や捕獲部会の方による出前授業を通して、生徒たちは人間と動物の共存について考えを深めていった。自分たちにできることをしたいと考えた生徒たちは、ごみ拾いをしたり、食品ロスを減らしたりする取り組みを始めた。さらに、もっと多くの方に地域の現状を知ってもらおうと発信活動も行った。
②地域の職業にかかわる活動
働くことをテーマに、自らのキャリアを考える学習を行っている。生徒たちは働くことのイメージを膨らませていく中で、実際に働いている人たちの話を聞くことが必要だと考えた。そこで、精密機械をつくる工場で働く人、県議会議員、三遠ネオフェニックス、テーマパークで働く人など、身の回りで働いている人たちから話を聞く機会を設定した。これらの取り組みによって、働くことのやりがいや苦労を学ぶことができただけでなく、自らの働き方について考えをめぐらす姿も見られるようになった。
③地球規模の課題の解決にかかわる活動
SDGsの理念を基に、地球規模の課題をどう解決していくかを考えた。SDGsについて、それぞれの関心に応じて、調べ学習をすすめたことで、生徒たちはSDGsを達成する重要性と地球規模で協力することの必要性に気づき始めた。そこで、個々で設定したテーマに応じて、新聞切り抜き作品を作成し、他学年に向けた発信活動を行った。
来年度の活動計画
来年度も、地域の特色を生かし、体験的な学習を取り入れながら、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質や能力の育成を目ざしていきたい。
・地域の自然や農業を題材にした生命に関する学習(1年生)
・職場体験や農業体験を生かしたキャリア教育(2年生)
・地球の未来や自分の未来を設計する学習(3年生)