2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, 環境, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

①地域の農業に関わる活動 農業体験学習
 1,2年制は12月に地元の農家の方々の協力を得て、農業体験活動を行った。地域の主要な産業である「農業」に地域の一員として関心をもち、農業への理解を深めたり、「食」への感謝の気持ちをもったりしてほしいという思いで活動を実施した。
 体験活動後に書いた生徒の感想には、「この体験を通して、農業の大変さがわかりました。普段、僕たちが口にしている野菜は農家の方々が苦労をし、大変な思いをして作ってくださっていることがわかったので、これからは何も好き嫌いをせず、感謝していただきたいと思います。」とあり、農業体験が生徒たちにとって意義あるものになった。
②環境に関わる活動 環境活動
 三年間を通して環境について学習を行ってきた。1年生では水質問題と大気汚染にテーマをしぼり、調べ学習や企業への取材活動、水道局や下水道局など環境に関わる事業所への電話取材活動などを行い、インターネットや本による情報収集だけでなく、現場の方から直接環境に対する取り組みを学習した。また、浜松分散学習を行い、浜松市役所で行政の目線での環境への取り組みについても学習した。2年生では、名古屋分散学習で各企業を訪問し、環境に対する取り組みを現場に行って取材活動を行い、さらに環境に対する意識を高めた。3年生では、環境学習の集大成として、研究職である大学を取材した。修学旅行時に東京農業大学に行き、環境に関する最先端の取り組みや考え方を教わった。大学は行政や企業と連携し、持続可能な社会を目指して様々な機関が連携して環境をより良くしようと取り組んでいることを学んだ。

来年度の活動計画

これまで本校の軸として活動してきた「環境教育」を今後も継続して行っていく。3年間を見通し、1年生は野外教育活動、2年生は名古屋分散学習、3年生は修学旅行という行事と絡めることで身近な地域の環境問題から地球規模の様々な諸問題について取り上げて学びを深め、自分たちにできることを考え、実践していく生徒を育てたい。
 さらに、農業体験学習や職場体験学習などの体験学習を通して地域との絆をより強め、地域への愛着と誇りをもたせていきたい。