• ほっかいどうあかんこうとうがっこう
  • 北海道阿寒高等学校

  • Hokkaido Akan High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性

所在地 〒085-0213 北海道釧路市阿寒町仲町2丁目7?1
電話番号 0154-66-3333
ホームページ http://www.akan.hokkaido-c.ed.jp/
加盟年 2015

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 健康, 食育

 卒業後は地元を離れて生活するも、いずれ故郷に戻って活躍するような人材の育成を、SDGsの視点に立って長期的なビジョンを持って行うことが求められている。このことから、本校は「住んでいる地域に愛着を持ち、より豊かな生活を求めて主体的に取り組むことのできる生徒の育成」をテーマとして教育活動を進めている。
1 地球市民および平和と非暴力の文化
 春から秋にかけて、町内の国道花壇植栽・整備行っている。その他、地元幼稚園児と共に、生徒が企画した遊びなどを行う幼稚園交流や、四校交流(幼・小・中・高)を通してリーダーシップを育成するとともに、地域に対して愛着を持ち、あらゆる住民と未来を見据えた住み続けられるまちづくりの必要性を学んだ。さらに、これらの取り組みを校内で発表する中で、地域や学校の魅力を再認識することができた。
また、10月には1日防災訓練を行い、地域の社会福祉協議会や地域住民とのつながりの中で、増え続ける自然災害による人や経済の損失を減らすべく、安全かつレジリエントなまちづくりの担い手としての自覚を育んだ。
 さらに、12月には地域の福祉イベントであるボッチャ大会に係る、意見交換を生徒と行政とで行い、若い人が参加しやすい環境に貢献した。
2 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
 7月に行った地域巡検では釧路地域のごみの焼却施設と、地域産業の一つであるパルプ製造設備や段ボール古紙パルプ設備を実際に見学し、資源リサイクルに寄与している仕組みを学ぶことで、地域における地球環境問題やその取り組みを理解し、人間と自然、環境との関わりを考え、今後地域の自然と共存して生きる素地をつくった。
 その他、2024年問題における貨物船の役割など、道東の物流拠点である釧路港を中心とした物流施設の見学を行い、物流の仕組みや道東における釧路の役割を学んだほか、10月には近隣の酪農家の方を招いて生乳を通した食育講座や、阿寒町内の農園でワイン用のぶどう収穫体験学習を行った。このぶどうから作られたワインは、生徒達の20歳の年に贈られることになっている。
3 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重
 2月には自然体験学習を実施し、特別記念物である「まりも」の生息地として有名な阿寒摩周国立公園内の阿寒湖を訪れ、わかさぎ釣りやスノーシュー体験を通じて自然に親しみ、自然を守る公徳心を養うとともに、体力及び健康の保持増進に努める態度を養う予定である。
 その他、学校祭において、近隣の特別養護老人ホームで働いているミャンマー出身の技能実習生と協力して軽食を提供するなど、国際交流をはかる機会となった。

来年度の活動計画

令和7(2025)年度の活動計画
4月  第1回ユネスコ委員会(活動方針・内容の確認)
6月  国道花壇植栽・整備(~9月)
7月  学校祭・地域巡検
9月  地元神社の例大祭参加
10月 1日防災の日
11月 タンチョウ鶴のニオの設置
     探究授業でグラウンドに特別天然記念物のタンチョウの給餌場となる「ニオ」を設置し、冬季の
生息環境の健全に協力している。
12月 第2回ユネスコ委員会(令和5年度の活動反省)・寒華美
2月 スキー学習・自然体験学習

過去の活動報告