2021年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等
本地域は担い手(後継者)不足や自然災害などの諸問題をかかえる一方で、国内外から多くの観光客が訪れるため、住んでいる人たちが地域の特性や価値などを再認識する必要がある。卒業後は地元を離れて生活するも、いずれ故郷に戻って活躍するような人材の育成を、SDGsの視点に立って長期的なビジョンを持って行うことが求められている。このことから、本校は「住んでいる地域に愛着を持つことのできる生徒の育成」をテーマとして教育活動を進めている。
- 地域文化・環境を「理解する」活動
近隣にある2つの国立公園をフィールドとし、観察・座学・体験等を通して自然を守ること(環境)と利便性(人々の生活)の共存について学習している。また、平成28年度より、坂野建設(株)の協力を得て、道東道高速道路改良工事の現場見学会を実施している。参加した生徒は「湿原そばの地盤で工事することのデメリット」などについて学ぶことができた。
- 地域文化・環境を「広める」活動
平成29年度より、オンラインで学校間交流を実施している。令和3年度は蘭越高校とクラウドサービスを利用してお互いの学習した成果を共有し、意見交換を行った。紹介・説明をする際に本校生徒自身が自分たちの学校の魅力を言語化したり、身の回りで起きていること(高速道路の延伸)から地域の現状(「観光に支えられていること」など)を考察したりする作業を通して、地域に対して愛情を持つこと、また、他校の文化や地域や考え方に触れることなどをねらいとしている。
- 地域文化・環境を「深める」活動
地域の大人たちと町の活気を表現したイルミネーション装飾作業を行うことや、見学旅行で訪れた地域と自分たちの住んでいる街並みを比較し考察を加え発表するなどの活動を通して、地域文化や地域課題を探究する活動を行っている。通常授業で学んだ事をまとめたりつなげたりする力や得た情報を整理・分析する力、また、得たことを実生活の中で活かそうとする態度の育成を目標としている。校内の生徒・教員の前で発表することや質疑応答の時間を設けることにより、発表の質の向上も図っている。
来年度の活動計画
令和4年度の活動計画
4月 第1回ユネスコ委員会(活動方針・内容の確認)
7月 地域巡検
9月 第2回ユネスコ委員会(前期の活動内容の反省)
10月 1日防災の日
高速道路現場見学
11月 地域連携特例校間交流(オンライン)
12月 阿寒町商工会青年部とともにイルミネーション設置(~2月)
「生徒主体の全校集会」にて成果報告
第3回ユネスコ委員会(令和4年度の活動反省)
1月 スキー学習
2月 スキー学習
3月 第4回ユネスコ委員会(次年度への引き継ぎ)