• がっこうほうじんちゅうぶだいがくはるひがおかちゅうがっこう
  • 学校法人中部大学春日丘中学校

  • Chubu University Haruhigaoka Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒487-8501 愛知県春日井市松本町1105番地
電話番号 0568-51-1115
ホームページ https://www.haruhigaoka.ed.jp/junior/
加盟年 2015

2023年度活動報告

活動分野

国際理解

⓪ はじめに

本校は「不言実行 あてになる人間」を建学の精神に掲げ、ESD学習の実践を通して、協働作業・問題解決・情報活用のできる人材を育てている。今後、グローバル化のさらなる進展は疑いなく、そんな世界の中で、自ら考え、そして仲間とともに問題に対処できるリーダーの育成を目標としている。

具体的には、①持続可能な開発の理解、②国際(異文化)理解・多文化共生に関わる学習を行っている。特にコロナ禍で3年にわたり実施されなかった、カナダ姉妹校への訪問を含むカナダ語学研修が再開され、100名を超える生徒のホームステイや教員間友好を深め、再びカナダ姉妹校との強い絆を結びつけることが本年度の最重要の目標である。

 

① 持続可能な開発の理解

〈総合学習〉

各教科でのSDGSについての学びを基に、9月に開催される啓明祭(学校祭)では、全校生徒を15の探究グループに分け、探究学習発表会を実施している。総合学習の時間を利用して行う探究学習では中部大学の教授の指導、助言をもとに事前活動を行い、発表会には保護者や外部の来客を招き、学習した内容をプレゼンや実権などにより披露している。また、探究発表会の準備以外の時間は、進路や個人の探究活動の時間としてグループの学びを、個々の学びや探究につなげている。

 

② 国際(異文化)理解・多文化共生

〈校内研修・宿泊研修〉

(1)8月1日~3日に実施したEnglish Summer Camp(第3学年)、12月(第2学年)・3月(第1学年)にEnglish Seminarを実施(予定)。

第3学年の生徒は、翌年の2月に実施されるカナダ語学研修に向け、英会話のスキル向上を目指すだけでなく、バリエーション豊かな国籍の講師から、それぞれの母国の文化について学んだ。また、日本文化・地元の愛知県や春日井市の良さを考えて、それを世界に英語で発信できるように、生徒は3日間にわたり7~8名の各小グループに分かれ外国人講師と共に話し合い、英語で発表した。第1、第2学年でも1日間の同様の機会を設け、3年間を通事で、異文化理解、英語表現力の向上を目指している。

 

(2)カナダの姉妹校(グレンローザ・ミドル・スクール、コンスタブル・ニールブルース・ミドルスクール)との文化交流。

11月8~12日には翌年2月に訪問するカナダ姉妹校から4名の留学生を招き、異文化交流を行った。留学生の来校初日には体育館で歓迎会を行い、和太鼓や吹奏楽部の演奏で留学生を迎えた。その後、第1学年から第3学年までのそれぞれの学年生徒がカナダ留学生との相互理解や友情を深めるため、工夫を凝らしたアクティビティを実施した。第3学年では生徒が班ごとに分かれ、日本文化を伝える活動を行った。事前に準備をして、「着物の着付け」「書道」「日本の伝統的な遊び(だるまさんがころんだ)」「琴の演奏」「福笑い」など日本独自の伝統・文化を披露し、留学生に体験してもらった。また、授業にも参加し、留学生の家族やケローナでの生活についてプレゼンを行った。これら過程を通じて、他者との協働作業の重要性に気づき、自国の文化を改めて知る機会となった。

・第3学年生徒全員が、クリスマスカード作成(11月作成・12月郵送)し、2月のホームステイに向け、訪問先の姉妹校の生徒に郵送した。

 

(3)2月21~28日に実施されるカナダ語学研修旅行

2月下旬に実施されるカナダ語学研修に向けてSDGsの掲げる17の目標を念頭に置き、生徒一人一人が、進路探究を行い、事前の調べ学習を進めている。研修中には現地での発表・調査を含めて探究活動を進めていく。また、現地のアセンブリーでは和太鼓、盆踊り、ソーラン節など日本文化の紹介や、カナダ国歌や「ふるさと」を合唱する。姉妹校との友好を深めるための準備を事前活動として行っている。また、本校独自の「ガイダンスブック」を作成し、4泊のホームステイに向けて日本食の紹介やタブレットを利用した自己紹介プレゼンなどを準備している。

それら事前に学習した内容と、カナダ語学研修中のバンクーバー班別研修での現地交流やホームスティ中のインタビューなどから得られた情報をもとに考察をし、研修記としてまとめる予定である。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

1 8月初旬 English Summer Campの実施(第3学年)

2 11月(第2学年)・2月(第1学年)English Seminarの実施

3 11月 カナダ姉妹校からの留学生来校による異文化交流

4 2月 第3学年のカナダ語学研修

〈目的〉

(1)中学校生活の国際理解の総まとめとして、カナダ語学研修を位置づける。

(2)カナダでのグループ研修やホームステイを通して、自国との相違を発見し、異国および異文化への理解を深める。

(3)カナダの人々の生活や文化に接し、国際感覚を育て、国際的視野を持つ。

(4)姉妹校との交流により、有効を深め、末永く交流できる多くの友人をつくる。

 

〈準備と研修中の活動〉

(1)生徒各自が、以下のことに取り組む。

・個人の研究テーマを設定し、テーマに基づいて日本に関する現状を調査する。テーマに基づいてカナダで調査を行い、共通点・相違点をまとめ理由を考察する。

・研修班ごとにテーマを設定し、テーマに基づいて日本に関する現状を調査する。テーマに基づいてカナダで調査を行い、共通点・相違点をまとめ理由を考察する。

・E-mailやクリスマスカードなどで交流をはかる。

・日本文化の浸透を目的とし、日本古来の伝統的なお土産を作成する。

・現地で和太鼓など日本文化を披露する。

・カナダ語学研修のまとめを「研修記」として発行する。

(2)教科や特別活動・個別などの時間を利用して、カナダについて事前学習をする。

 

〈研究のまとめ、発表会〉

(1)日本とカナダの類似点や相違点を発表する。

(2)ホームステイ中に話し合ったテーマについて発表する。

(3)多文化が共生するために、今後の持続発展社会に向けて何が必要だと考えるか、また、自分はどのようなことができるかを提言としてまとめる。

過去の活動報告