• ほっかいどうえんがるこうこう
  • 北海道遠軽高等学校

  • Hokkaido Engaru High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

所在地 〒099-2676 北海道紋別郡遠軽町南町1
電話番号 0158-42-2676
ホームページ http://www.engaru.hokkaido-c.ed.jp/
加盟年 2011

2023年度活動報告

活動分野

エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉

本校では「主体的に学びに向かい、自己の人生を切り拓くことができる生徒を育てる」という学校教育目標の下で、ESDを「個の尊重・豊かな人間形成・心のふれあいを大切にする教育」と捉え、ESDの実践を通して生徒の主体性の伸長を図ってきた。

具体的には①国際理解、②SDGs、③学習支援、④地域の歴史文化、に係わる教育を実施した。

①国際理解に係わる教育

・留学生受け入れ

異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重という分野に関し、他人を尊重する力の育成を目標に留学生の受け入れを行った。AFS日本協会の秋短期通学プログラムに参加し,オーストラリアから留学生1名を受け入れた。学校生活を留学生と過ごすことで異なる価値観から多くを学び、異文化に触れる機会となった。

・バストス市訪問事業

遠軽町ではブラジルのバストス市との姉妹都市提携を結んでおり、交流事業として2週間のバストス市訪問に生徒も参加し、様々なイベントや地域活動等を通じて、バストス市民と交流した。参加生徒は文化の違いに衝撃を受け、自ら全校生徒や町民全体に向けた活動報告をし、国際理解の関心を高められた。

 

②SDGsに係わる教育

・総合的な探究の時間

持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルの分野を通した「探究する力」の育成を目標に、地域企業と連携し探究活動を行った。1年次では「考え方」と「実現力」の理解を深め、遠軽町に関する動画作成に取り組んだ。2年次では前年度の活動を踏まえて「企画力」に重点を置き、地域の課題解決に向けた事業を企画・プレゼンをした。両年次とも多角的に物事を観る力、持続可能性の大切さを育むことが出来た。

 

③学習支援

・小中高ピアサポート

地域の小中学校で開催されている学習会に生徒が参加し、小中学生への学習支援を行った。「支える・教える」立場としてふれ合うことで、コミュニケーションスキルや自己認識を高めることができた。

・特別支援学校での共同学習

紋別養護学校ひまわり学園分校との交流事業を行った。本年はオンラインでの実施となった。生徒は養護学校の役割を学び、実際に通う生徒との交流を通じ、社会福祉の重要性や豊かな人間性を育むことが出来た。

 

④地域の歴史文化に係わる教育

学校設定科目「オホーツク風土研究」において、地域の地質遺産保全プログラムであるジオパークと連携し、遠軽町の歴史・文化・自然環境の研究発表を行った。ジオパークでの巡検や講座を通し、オホーツク沿岸地域及び「遠軽」について見識を深めることができた。

来年度の活動計画

(1)次のような教育活動を通して、主体性・自律性・人を思いやる姿勢を育む。

異校種連携事業(高大連携事業)

防犯協力ボランティア

留学生受け入れ・派遣

社会福祉協議会との連携(イベント運営、共同募金運動)

町のゴミ拾い

JICA協力隊との連携事業

インターンシップ(町コスモス園除草作業等)

障がい者入所施設イベント運営補助

特別支援学校での共同学習

主権者教育講座/人権擁護講座

地域イベント運営補助

(2)各種大会や研修会等に参加し、情報収集を行い生徒に還元できる活動を考察する

ユネスコスクール全国大会への参加

過去の活動報告