2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校では「主体的に学びに向かい、自己の人生を切り拓くことができる生徒を育てる」という学校教育目標の下で、ESDを「個の尊重・豊かな人間形成・心のふれあいを大切にする教育」と捉え、ESDの実践を通して生徒の主体性の伸長を図ってきた。
具体的に、①国際理解に係わる教育、②SDGsに係わる教育、③地域の歴史文化に係わる教育を実施した。

①国際理解に係わる教育
・短期留学生受け入れ・派遣
本校では過去にスウェーデンやアメリカから留学生の受け入れを行ってきた。本年度はインドから北海道の大学に留学している学生を受け入れ、授業や年次集会にてインドの文化や海外の教育に関するプレゼンテーションを行い、その学生の生の声を聞くことができた。日本との違いや共通点などを新たに知り、海外の文化や考え方について理解を深め見知を広めることができた。また、短期留学の中止に伴い代替事業としてオンライン交流を実施し、カナダの高校生とディスカッションを行った。これらの活動により、生徒は視野が広がり国際理解への関心を高めた。
②SDGsに係わる教育
・時事問題研究
総合的な探究の時間では、時事問題研究を実施した。1年次ではグループに
分かれSDGsに関する探究発表を行い、SDGsとは何か、世界が直面している課題について理解を深めた。2年次では自身の進路について個人で探究発表を行った。これらの活動を通して、協働性や個を尊重する力、主体性を育むとともに、持続可能ということがいかに重要か考えることができた。
③地域の歴史文化に係わる教育
学校設定科目「オホーツク風土研究」において、地域の重要な地質遺産保全プログラムであるジオパークと連携し、遠軽町の歴史・文化・自然環境の研究発表を行った。ジオパークでの巡検や講座を通し、オホーツク沿岸地域及び「遠軽」について見識を深め、地域に根ざす姿勢を育むことができた。

来年度の活動計画

(1)次のような教育活動を通して、主体性・自律性・人を思いやる姿勢を育む。

時事問題研究

異校種連携事業(高大連携事業)

「オホーツク風土研究」(学校設定科目)の授業計画

防犯協力ボランティア

短期留学生受け入れ・派遣

社会福祉協議会との連携(イベント運営、共同募金運動)

町のゴミ拾い

青年海外協力隊との連携事業

インターンシップ(町コスモス園除草作業等)

障がい者入所施設イベント運営補助

特別支援学校での共同学習

主権者教育講座

人権擁護講座

地域イベント運営補助

(2)各種大会や研修会などに参加し、情報収集を行い生徒に還元できる活動を考察する

ユネスコスクール全国大会への参加