| 所在地 | 〒460-0007 愛知県名古屋市中区新栄一丁目４４番３６号 |
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| 電話番号 | 052-241-3429 |
| ホームページ | https://www.nagoya-c.ed.jp/school/chihaya-e/ |
| 加盟年 | 2015 |
2025年度活動報告
人権
本校は、「ともに生きようとする児童」の育成を目指して、人権教育に計画的に取り組んでいる。
2025年度は、昨年度まで取り組んできた縦割り活動や様々な立場の人との交流に加え、これら全ての活動の土台となる児童相互の望ましい人間関係づくりにも力を注ぎ、相手を思いやり、分かり合うことの大切さを実感させ、ともに生きようとする姿の実現につなげたいと考えた。
➀ 活動１「絵カード合わせ」「五・七・五で伝えよう」（望ましい人間関係づくり）
入学したばかりの１年生が、友達とのかかわりを広げることができるよう、２枚に分けられた絵カードを合わせるという活動に取り組んだ。自分が持つカードに合うカードをもつ友達を探し、見付けたら互いに「〇〇（名前）です。よろしくお願いします。」と挨拶を交わした。この活動に毎日、繰り返し取り組むことで、児童は友達の名前を覚え、かかわりを広げていくことができた。
日本語を母語としない児童が複数在籍している３年生では、朝の会で七五調の、リズムが良くて暗唱しやすい川柳や俳句、詩を音読する活動に取り組んだ。また、自分の気持ちを「五・七・五」で表現し、それを学級の友達と身振り手振りを付けながら伝え合った。この活動に繰り返し取り組むことで、互いの気持ちを簡単な日本語で伝え合う姿が少しずつ見られるようになった。
他の学年についても、それぞれの実態に応じた活動に取り組み、少しずつ学級内に望ましい人間関係をつくっていくことができた。
➁ 活動２「なかよし集会」（縦割り活動）
５年生と６年生が交代で、集会で取り組む遊びを企画・運営するという活動に年間を通して取り組んだ。回を重ねるうちに、「この前の遊びは低学年の子が知らなくて盛り上がらなかったよ。」「中学年の子は簡単すぎて楽しめていなかったよ。」「それなら、みんなが知っている遊びにしてルールを工夫しよう。」というように、前回の反省を生かしたり、他学年の実態に目を向けたりしながら、よりよい集会にしていこうという姿が見られるようになった。この活動に繰り返し取り組むことで、５・６年生の児童は、学年が違うと感じ方や考え方も違ってくることを理解した上で、それを尊重しながら、集会の内容を考えることができるようになった。
➂ 活動３「車椅子体験」（様々な立場の人との交流）
福祉事業に関わる方を講師に招き、講話を通して、肢体不自由になった経緯や、車椅子で生活することの大変さについて話を聞いたり、実際に車椅子を操作する体験活動に取り組んだりした。この活動を通して、「身体が不自由な人も安心して暮らせる街にしていきたい」と、ともに生きる社会の実現を願う姿が見られた。
来年度の活動計画
望ましい人間関係づくりにつながる活動や異年齢交流活動、福祉事業にかかわる方からの学びを通して、様々な立場の人とかかわったり、その人を尊重したりしようとする態度を育てることにつながった。
来年度も、こうした機会をさらに増やしていくことで、ともに生きようとする姿を実現していきたい。