• おおたくりつあかまつしょうがっこう
  • 大田区立赤松小学校

  • Ota Municipal Akamatsu Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒145-0062 東京都大田区北千束2−35−8
電話番号 03-3729-0986
ホームページ https://www.ota-school.ed.jp/akamatsu-es/
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉, 食育

本校は、ESDをテーマとして、児童の主体性を生かした問題解決的な学習や体験的な学習の実現を目指して活動している。ここで育成すべき資質能力を「価値観」と「体系的な思考力」に整理し、そこに含まれている構成概念や問題解決の力を「生きる力」の中で位置づけた。生涯を通じて行われるESDの基盤として、小学校の段階では、持続可能な社会を構成するための「価値観」と「体系的な思考力・態度」の萌芽と伸長を促す教育活動を行うことが重要であると考えている。今年度は、8つに分類した「体系的な思考力」のうち、「よりよいものを創り出していく力」に重点を置き、区の独自教科に関する授業実践を通して、児童がその力を身に付けることができるように教育活動を進めた。
① 独自教科「おおたの未来づくり」に関する授業研究
この教科は、5,6年生を対象に、実社会で活躍する様々な人々との連携によって、「探求」と「創造」を往還しながら発展していく学習過程において、よりよい未来をつくるための創造的な資質・能力を育成することを目指している。5年生は、「ものづくり」をテーマに、プログラミング教材を用いた低学年への遊び提案の実践を行い、6年生は、「地域の創生」をテーマに、近隣の商店街との連携により、小学生のための商店街紹介MAPの作成を行った。1年生から4年生は、各教科において、素地を養うことができるように、目指す児童像と具体的な手だてを明らかにして、授業実践に取り組んだ。
② 年間指導計画の見直し
カリキュラムマネジメントの観点から、年間指導計画の見直しを行った。本年度の授業実践で積み重ねてきたことが、ESDで身に付けさせたい力の「よりよいものを創り出していく力」につながるように、独自教科の目標と照らし合わせながら、各教科で育成すべき資質能力について整理した。
③ 各学年における体験活動の充実
低学年によるモルモットの飼育活動をはじめ、外部講師を招いての食育や地域の洗足池における稲づくり体験、さらには戦争体験者の講話や、キャリア教育と、充実した体験的な活動を行った。
④ 学区域中学校との連携
同一校区でユネスコスクールに加盟する大森第六中学校と連携し、資源回収や「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に協力している。こうした取り組みや本校のESDを踏まえた授業実践がESDを基盤にSDGsの具体化を図る大森第六中学校が取り組んでいるルーブリックの基礎となり、さらに小中一貫教育を深めることができている。

来年度の活動計画

児童の実態をもとにして、ESDの価値観や体系的な思考力と区の独自教科の目指す資質能力のつながりを明らかにするだけでなく、カリキュラムマネジメントの観点から、各学年における育成すべき資質能力のさらなる整理を目指す。さらに、SDGsをテーマにした「おおたの未来づくり」に関わる教材の開発にも取り組んでいく。
・1学期 提案授業  2回 指導案検討及び講話
・2学期 提案授業  2回 指導案検討及び講話
・3学期 提案授業  2回 指導案検討及び講話
・成果と課題をまとめる

過去の活動報告