所在地 | 〒206-0041 東京都多摩市愛宕1-54 |
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電話番号 | 042-374-9881 |
ホームページ | https://schit.net/tama/esaiwa/ |
加盟年 | 2011 |
2023年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
新型コロナウィルスが本年5月より5類感染症に移行し、学習活動においても「Withコロナ」で「今できること」を工夫して実践をすすめた。「自然とのつながり、人とのつながり、社会とのつながりを見つめ、見つける~」ことを常に重点化し、児童が、地域を知り、地域のよさを見つけ、地域に貢献できる活動を展開した。また、学年に応じて、地域と共に学習を積極的に進め、子供同士、地域との関わり、社会との関わり等のつながりが深まるよう教育活動を展開した。
学校の田畑を活用した学習では、学校の菜園サポーター(保護者や卒業生親子)が植物のお世話や作業の仕方などを教えたり、作業を手伝ったり支援してくださった。
2年生は、生活科を通して、季節に応じた野菜作りを行い、菜園サポーターや保護者に感謝しながら共に、秋には育てたさつまいもを調理して食べることができた。
3年生は、大豆を栽培し、きな粉作りでは、自宅に持ち帰り、保護者と色々な食物と組み合わせて食べ、豆腐作りでは、菜園サポーターや手伝いの保護者とともに味わうことができた。また、栄養教諭を招いた授業では、自分たちが食べている給食は食物を生産する人、運ぶ人、調理する人など多くの人々が関わってできていることを知り、関わっている方に感謝の気持ちをもつことができた。
4年生は、学校林である「愛和の森」を外部団体や生物の専門家の方と調査・観察し、「生物の多様性」や「自然環境とのつながり」「命のつながり」など「循環」について学んだ。また、学んだことを生かして、外部団体や菜園サポーター、保護者の協力も得て、水路にたまった落ち葉や泥などを畑にまく作業も行った。
5年生は、「ライスプロジェクト」として、外部団体や菜園サポーターの協力を得ながら代掻き・田植えから収穫までの体験をした。また、2月に開催される「多摩市のみらい会議」では、お米以外の稲の活用方法や田があることの良さ、多摩市の田を含めた環境を守っていくための市への要望、自分たちにできることなどを発表する予定である。
6年生は、SDGsの17の目標のうち、9つのテーマについて、地球が今抱えている問題、問題を解決するために世界や日本が取り組んでいることを調べたり、自分たちにできることを考えたりし、2月の「愛和フェスティバル」で全校児童や保護者、地域の方に発信する予定。
来年度の活動計画
2024年度は、小中9年間でESDを通して育成する資質・能力の段階表を基にして、SDGsを位置付けたESDカレンダーを作成し、小中連携を通したESDを推進したり、体験活動の充実や家庭・地域、外部機関の活用等を探究的な学習過程に位置付けたりすることを通して、児童に持続可能な社会づくりに向けて主体的に行動しようとする実践力を育成する。また、「環境」をはじめ、「安全安心」「防災」「福祉」など、学年に応じて、地域と共に学習を積極的に進め、子供同士、地域との関わり、社会との関わり等のつながりが深まるよう教育活動を展開していく。総合的な学習時間では、学校林「愛和の森」や学校菜園を学びのステージとして、主体的に課題を追究する探究的な学習や体験活動、協働的な学びを通して、自然との共生や命の循環を理解させ、「関わり」「つながり」を尊重する態度を育成する。SDGsの目標から、特に、13「気候変動に具体的な対策を」14「海の豊かさを守ろう」15「陸の豊かさを守ろう」の環境教育の視点を重視し、学校行事などにおける地域交流や成果発信を通して、児童に自ら未来社会を築こうとする価値観と実践力を育成する。