2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

今年度は、コロナ禍での休校措置から始まり、感染拡大予防を最重視しながらの教育活動となった。できる時にできることを取り組みながら、全教育活動を通して「主体性」「協働性」「問題解決能力」の育成を目指した。本来なら「自然とのつながり、人とのつながり、社会とのつながりを見つめ、見つける」ことをテーマにする予定ではあったが、人、地域との接触に制限があったため、児童が地域を知り、地域のよさを見つける活動を展開した。これまで活動してきた「環境」の視点に留まらず「安全安心」「防災」「福祉」など、学年に応じて地域と共に学習を進める予定であったが、校内の敷地内で見つめられる「環境」が主な活動となった。学校敷地内にある「学校菜園」を有効活用し、緑化活動を展開した。2年生は、生活科を通して、季節に応じた野菜作りを行った。3年生は、大豆を栽培し、収穫物を食べることはできなかったが命の循環を考えた。また、4年生は、学校林である「愛和の森」の四季の変化とにわとりの生態、湧き水のしくみ等とを関連させながら、「自然環境とのつながり」や「命のつながり」を学んだ。5年生は「ライスプロジェクト」として、外部団体の協力を得ながらお米作り、収穫の体験をした。また、多様な地域や国とのつながりを知り、深める活動を行った。

来年度の活動計画

新型コロナウィルスの感染拡大状況を見つつ、「~自然とのつながり、人とのつながり、社会とのつながりを見つめ、見つける~」ことを重点化し、児童が、地域を知り、地域のよさを見つけ、地域に貢献できる活動を展開していく。「環境」をはじめ、「安全安心」「防災」「福祉」など、学年に応じて、地域と共に学習を進めていく。人との関わりに制限があった期間のブランクも考慮しつつ、各学年で子供同士、地域との関わり、社会との関わりをできる範囲でできることを考えながら教育活動を展開していく。また、学んだことや深めたこと、取り組んだことを広く発信する手立ても考えていきたい。SDGsの目標から、特に、4「質の高い教育をみんなに」15「陸の豊かさを守ろう」 17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実践を再検討し、自然とのつながり、人とのつながり、地域や社会とのかかわりを深める活動を実践していく。