所在地 〒847-1422 佐賀県東松浦郡玄海町大字新田1809-6
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加盟年 2018

2025年度活動報告

活動分野

海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 持続可能な生産と消費, 食育

本学園は、ESDの実践として「海洋教育」に取り組んでいる。「海洋教育」のねらいは、2つある。1つは、海そのものを理解すること。持続可能な社会の最も基盤となるのは、地球が地球であり続けることだと考える。そして地球を地球たらしめるのが生命の源である海だと認識している。海を理解するということは、生命およびその連続性・関連性を理解することであると捉える。この理解があってこそ持続可能な社会という概念に辿り着くと考え実践した。2つめは、海を通して、終わりのない問題の解決に挑み続ける力を育むことである。海には様々な側面があり、その多くに直接的、間接的に人間が関わっており、解決すべき問題をはらんでいる。この問題に目が向くこと(関心)、解決しようとすること(意欲)、解決への糸口を探ること(知のネットワークの活用)、解決への方略を練ること(計画)、解決の実現可能性を吟味すること(評価)、解決方法を試すこと(実行)、よりよい解決策を模索すること(洗練)といった思考場面を意図的に組み込むことで問題の解決に挑み続ける力を育む取組を行った。具体的な取組内容は次のとおりである。

◆低学年(1、2年生)「海に親しむ」

海に出かけ、諸感覚を使って、「海」の存在を認識する活動を行った。ビーチコミング、サンドアート、タッチプール体験を行い、見つけたことや感じたことを文章や絵であらわすことで、質感を伴った理解を促した。

◆中学年(3、4、5年生)「海を知る」

3年生は、2つの浜にいる生き物同士を、4年生は玄界灘と有明海とを、それぞれ比較することで違いや共通点を見いだす活動を行った。また、3年生は、ニュースポーツ体験をきっかけに、老若男女が楽しめる砂浜でできるニュースポーツの開発に取り組んだ。4年生は、県南の小学校とオンラインで地元の海について調べたことを紹介しあう活動を行った。5年生は、町内にすむ野鳥を切口に里山の自然環境について調査活動を行った。

◆上学年(6、7、8、9年生)「未来につなげる」

6年生は、浜辺のゴミ拾いをきっかけに海洋ゴミについて、個々の興味関心に応じた探究活動を行った。成果は「海洋教育玄海子どもサミット」で他校の児童生徒を前に発表した。7年生は、電気エネルギーについて調査し、生徒個々が考える最適なエネルギーミックスについて結論した。8年生は、様々な職業と海との関連性について調べ、働くことの意義について多面的に捉える学習を行った。9年生は、これまでの総括として、生徒に問題設定を委ね、海洋ゴミ問題や生物多様性など幅広いジャンルで探究活動を行った。

来年度の活動計画

原則的には本年度を継続するかたちで、総合的な学習の時間を主として学習を展開する。ただし、総合的な学習の時間は、児童生徒の発意をもとに展開していく性格をもつものであるため、柔軟性をもって取り組むことを方針とする。

◆低学年(1、2年生)「海に親しむ」

・ビーチコミング ・サンドアート ・水遊び ・稚魚の放流 ・魚の解体ショー見学

◆中学年(3、4、5年生)「海を知る」

・生きもの見つけ ・玄界灘と有明海の比較 ・海鳥の観察 ・マリンスポーツ

◆上学年(6、7、8、9年生)「未来につなげる」

・海洋ゴミ問題 ・エネルギー ・人類の歴史と海とのかかわり ・職業と海

過去の活動報告