• けせんぬましりつつやちゅうがっこう
  • 気仙沼市立津谷中学校

  • Kesennuma Municipal Tsuya Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子2
電話番号 0226-42-2654
ホームページ http://www.kesennuma.ed.jp/tsuya-cyuu/html/
加盟年 2011

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、「創造的で、自律し、対話・協働で進む生徒の育成」を学校教育目標とし、探究的な見方・考え方を働かせ、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野に関わる学習を通して、目的や根拠を明らかにしながら課題を解決し、自己の生き方を考えることができるようにするために、批判的に考える力、多面的・総合的に考える力、他者と協力する力、進んで参加する態度、多様性の育成を目標とした。

年度の初めに海、川、里などを軸に、地域の方々や市役所職員などをゲストティーチャーとして招いて地域(津谷や気仙沼)に関する講話をいただいた。その後、個人の課題を設定し、全校縦割りのゼミを開設し、個別に情報収集やまとめ活動を行った。また、2回のフィールドワークを実施し、海岸等でのごみ拾い、動植物の調査、市役所や伝承館等の施設で調査活動を行った。12月にはゼミ内での発表会を実施し、1月には保護者や地域の方々を招いて全校での発表会を実施した。今後、振り返りを行い、個人探究のレポートをまとめた冊子を作成し、ご協力をいただいた方々や地域の公共施設へ配布する。生徒は、探究サイクルを軸に、考えた課題に意欲的に取り組み、成果をまとめることができた。また、1学年では「職場体験を通した探究的な学び」として、地域の企業を対象に職場体験を実施した。職場体験のあとには、体験を通して感じたことや企業の方々への感謝や敬意を記したレポートを作成した。3学年では、「伝統文化の継承活動」を実施し、地域の方から学び、郷土に生きることを意識し、表現力を養い、地域の行事や学校行事で「御嶽太鼓」を披露した。また、全学年を対象にアメリカの高校生を招いて交流活動を2回実施した。20名の高校生を招き、1学年では授業交流、2学年では日本の文化紹介、3学年では御嶽太鼓の披露と授業交流を実施した。生徒は緊張しながらも授業で学んだ知識やタブレットを活用しながら会話を楽しみ、交流を深めた。

教科指導では、単元のねらいや生徒の実態を踏まえて課題選択学習や発展課題学習、単元内自由進度学習を計画的に取り入れることで、探究的な学びに重点を置いた授業実践を積み重ねてきた。ICTを活用して単元計画や授業の振り返りをデータで蓄積したり、学習方法や進度を考えて取り組んだりと、自己調整しながら取り組む姿が多く見られた。さらに、5時間授業の導入に伴い、放課後学習会の実施やセルフプランシートの活用で、自律した学習者になることを目指し取り組んできた。

来年度の活動計画

2024年度に引き続き、「創造的で、自律し、対話・協働で進む生徒の育成」を学校教育目標とし、「地球規模で考え、地域で行動することや未来を考えながら、今できることを行うこと」を行動指針の基盤として取り組む。総合的な学習の時間には個人探究学習を行う。年度の初めに海、川、里などを軸に、地域の方々や市役所職員などを招き、地域(津谷や気仙沼)に関する講話をいただき、個人探究の課題を設定していく。個人の課題設定後は、全校縦割りのゼミを開設し、個別に情報の収集やまとめ活動を行う。調査活動を実施し、津谷地区や気仙沼市内へ行き沿岸調査や施設での調査・情報収集を行う。先進地等の調査も組み入れる予定である。中間発表としてゼミ内での発表会を実施し、その後、地域に開かれた発表会を実施する。年度の終わりに個人探究のレポートをまとめた冊子を作成し、協力をいただいた方々や地域の公共施設等へ配布する予定である。

過去の活動報告