• とうきょうとりつやまさきこうとうがっこう
  • 東京都立山崎高等学校

  • Tokyo Metropolitan Yamasaki High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

所在地 〒195-0074 東京都町田市山崎町1453-1
電話番号 042-792-2891
ホームページ https://www.metro.ed.jp/yamasaki-h/
加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和

1.本校の教育目標

・ユネスコスクールとしてESD推進の拠点となる持続可能な教育実践に取組み、自らの行動に自信をつけさせ自己肯定感を高める教育活動を通じて、生徒一人一人が変化する社会に柔軟に対応する力(知識・技能・思考力・判断力・表現力・コミュニケーション力)を培い、共に挑戦し学び続ける心身の構えが身に付いた生徒を育成する。

・生徒の心身の安全と秩序の維持を最優先した教育活動を通して、(敬愛)互いの人権を尊重し、(協働)協力しあいながら、生徒一人一人が将来の夢や希望をかなえるために、(克己)自分の弱さを克服し、(高志)志を高めて自ら学びに向かおうとする姿勢を養い、18歳成年年齢を踏まえた立ち居振る舞いができる主権者を育成する。

 

2.活動内容

ホールスクールアプローチをもとに、本校では、学校経営計画の目標である「全ての教科・科目に」そして全ての教育活動へESD推進を、にもとづいた教育活動を展開している。本校のESD推進では、総合的な探究の時間の3年間の探究テーマ「ESD×山崎町・町田」を中心とし、教科横断に広げながら、キャリア教育を見据えた教育活動に取り組んでいる。

「総合的な探究の時間」の活動内容

1学年 「グローバルな視点」でユネスコスクール間で交流し、環境(緑、資源、エネルギー)問題についての探究(人間と社会)

2学年 グローバルな視点を活かして、「山崎町・町田」に視点絞り、フィールドワークに重点を置いた探究結果を「山崎サミット」を開始して議論する。地域課題解決に向けた探究(総合的な探究の時間)

3学年 山崎町・町田の未来と「個々の進路実現」に向けて、1・2学年での探究テーマをもとに国際比較による探究(総合的な探究の時間)

活動による成果は、学校ホームページ「やまこうニュース」や東京都教育委員会西部支援センターによる広報誌にて発信する。

令和5年度には、「第15回 ユネスコスクール全国大会」午前のパネルディスカッションの高等学校の部で登壇し、本校の取り組みについて発表した。

 

3.本校の「総合的な探究の時間」の活動体制

・令和5年度探究的な学び推進事業を活用した、外部探究支援員による助言・指導。

・第1回目のコンソーシアム会議を開催しにより、校外のコンソーシアム会議メンバーの方々から本校の「総合的な探究の時間」についてのご助言やご提案。

・PT3名にて、年間授業計画をもとに全学年の探究活動の準備・実施等を組織的に運営。

・学年ごとの毎週の定期的な打ち合わせにより、PTからの各探究授業のねらいや指導方法等の提示。

1学年:

① 探究10グループ(5カ国×2つの探究テーマ×5クラス)を1学年担任5名が担当。

② 外部探究支援員(町田市 環境資源部 環境政策課 3R推進係)とユネスコスクールASPUnivNet(玉川大学 教育学部 小林教授)によるご指導とご助言

【体験活動】

・町田市 環境資源部 環境政策課 3R推進係(6時間、町田バイオエネルギーセンター)

・東京家政大学での「探究学習とは?探究活動とは?」(6時間)

・ユネスコスクール加盟校(イギリス、韓国、ロシア)等オンライン交流

2学年:

① 2学年全体を9個の探究グループに分けた分科会に各担当教員15名が担当。

・ SDGs11番目への貢献と理解を起点に、探究グループ9つ①「美化」、②「資源」、③「次世代エネルギー」、④「商店街のイベント」、⑤「商店街の祭り」⑥「UR 魅力化・園芸」、⑦「防災」、⑧「防犯」、⑨「減災・備蓄倉庫」による分科会(各グループ4名×5クラスを9教室(生徒と外部探究支援員・担当教員との協働的な探究活動)で展開)による探究活動に取り組み。

・ フィールドワークから得られた知識・経験をふまえて、外部探究支援員とともに山崎町の地域課題解決に向けて集めた情報を整理・分析、11月・12月の発表会に向けた資料作成やまとめを協働的に実施。

② 各探究グループでの9月のフィールドワーク、山崎サミット(中間発表会を含む)での場面や日々の授業内での外部探究支援員によるご指導とご助言。

③ 毎回の授業にて、町田青年会議所・山崎団地自治会の方々と生徒による対話や討論。

 

3学年:

① 生徒個々の探究活動を5個の進路系統別の分科会での活動。

② 個々の進路実現を見据えた、作文発表

③ 12月 3学年パネル発表会

 

4.外部との連携

・コンソーシアム会議

町田青年会議所、山崎団地自治会、山崎団地名店街、玉川大学教育学部、桜美林大学、東京都立山崎高等学校 同窓会会長

・1学年「人間と社会」

① ユネスコスクール間の海外学校との学校間交流

(ロシア ヴォルゴグラード Gymnasia# 9校、イギリス ロンドン ICS London校、韓国 居昌Geochang High School校)

② 外部探究支援員(町田市 環境資源部 環境政策課 3R推進係)

③ ユネスコスクールASPUnivNet(玉川大学 教育学部 小林教授)

・2学年「総合的な探究の時間」

① 外部探究支援員

(町田青年会議所、山崎団地自治会、正和幼稚園、町田市環境資源部環境政策課環境政策係、山崎団地名店街、UR 都市機構 東日本賃貸住宅本部)

・3学年「総合的な探究の時間」

① 桜美林大学 ディスカバ

           

         

 

来年度の活動計画

【新設】

① Green Day(年間3回予定)

ホールスクールアプローチをもとに、持続可能な開発のための教育をユネスコスクールとしてSDGs12番目を起点とした地球規模的課題のため、地域の大人と協働的に環境問題・ごみ問題・資源への理解と貢献を目指す。

 

② 生徒会と委員会の再構築

・本校は、教育目標の達成に向けて、委員会や係活動を重視し、ユネスコスクールとして認定された高等学校として、自分たちの学校課題を自分たちで検討・提案・実施が図らせられるように生徒会・委員会を再構築する。

・活動は、ユネスコスクールであることを踏まえた取り組みにして、活動内容は動画及びスライド等にまとめ、生徒総会、文化祭、小中高合同文化祭、山崎サミット、探究発表会等で発表する。そして、改善に向けて協議させ、持続可能にする。

③ 国内ユネスコスクールとのオンライン交流

ユネスコスクールとして、グローバルネットワークを活用したユネスコスクール間の海外学校とのオンライン交流だけではなく、国内のユネスコスクールとのオンラインによる交流を行う。

 

【令和6年度年間授業計画】(主に、総合的な探究の時間)

4月 タウンウォーク(1年)、Univネット活用玉川大学教授による講演会(1年)、コンソーシアム会議

5月 TGG(1年)、校外学習(2年)

6月 玉川大学小林教授によるESD推進のための教員研修(全教員対象)、Green Day(全学年)

7月 探究計画発表会(1・2年)、第2回目コンソーシアム会議

8月―9月 フィールドワーク(2年)

10月 小中高合同文化祭のための打合せ・事前準備(1・2・3年)、山崎団地ハロウィン祭り予定

11月 山崎サミットを踏まえた中間発表会(1・2年)、Green Day(全学年)

【新設】山崎団地名店街での小中高合同文化祭開催(1・2・3年)

第3回目コンソーシアム会議、Green Day(全学年)

12月 1年まとめ発表会(1年)、山崎サミット(2年)、パネル探究発表会(3年)

1月  ユネスコスクール全国大会 参加予定

2月  第4回目コンソーシアム会議、Green Day(1・2学年)

3月  次年度に向けた探究テーマを見据えた探究まとめ発表会(1・2年)、山崎団地キャラバン予定

 

過去の活動報告