• しんじょうしりつしんじょうちゅうがっこう
  • 新庄市立新庄中学校

  • Shinjo Municipal Shinjo Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒996-0085 山形県新庄市堀端町5番81号
電話番号 0233-22-1555
ホームページ http://www.city-shinjo.ed.jp/shinjo-j/
加盟年 2011

2023年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等

SDGs等の社会解決型課題に取り組むような活動の他に、環境やジェンダー、いのちの分野において、身近なことからできることに取り組む力を育成することを目標とし、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野に関して次のような活動を実施した。

 

1地球市民および平和と非暴力の文化について

本校では、今年度「いのち」について考える3つの取り組みを行った。

①命の大切さを学ぶ授業の実施

「命の大切さを学ぶ教室」と題して、交通事故遺族の会「こまくさの集い」代表で、やまがた被疑者支援センター理事の方を講師に迎え、全校生徒に講話をしていただいた。講師の方がご自身の家族を交通事故で失った経験をもとに、生徒に「命は失ってからでは取り返しがつかない。今生きていることが奇跡。この奇跡に感謝して日々を過ごしてほしい」と話しをしていただき、全校で命の大切さを考える貴重な機会となった。

②能登半島地震への募金活動

年明け早々に発生した能登半島沖の震災に、何かできることはないかと、生徒会が中心となって呼びかけを行い義援金の募金活動を行った。全校での募金活動で41,970円の金額が集まった。集めた募金は山新放送愛の事業団を通じて、被災地へ送られた。

 

③「心の日」と「いのちのキャンドル」

3月11日に「心の日」を設定し、東日本大震災の経験を風化させないために、読み聞かせや道徳の授業を実施し、「いのち」について考える。また生徒会が中心になり、校門付近に雪灯籠をつくり、「いのちのキャンドル」として地域と共に東日本大震災の被災地の復興を祈る。

 

2持続可能な開発および持続可能なライフスタイルについて

①服の力プロジェクト

前年度に引き続き「届けよう服のチカラプロジェクト」を実施した。UNIQLOに依頼し、SDGsに対しどのような企業努力をしているのか、また衣服を通して生徒たちにできることはどんなことかを講義いただいた。後日、着られなくなった子ども服を校内で集め、発展途上国で衣服を必要とする子どもたちへ送ることができた。今年度は学区内の小学校にも協力を依頼し、小中で連携してプロジェクトに取り組んだ。

②老人宅雪かきボランティア

市の社会福祉協議会と連携し、JRC委員を中心に老人宅雪かきボランティアの活動を再開することができた。一人暮らしの老人宅を訪問し、屋根から落ちて積み重なった落雪の山を崩し、用水路に排雪する作業を通して、地域の一員として活動する取り組みを行っている。

 

③ブックドネーション

SDGsと関連させ、各家庭で読まなくなった絵本を集めて、学区内の幼稚園や保育園に寄付する「ブックドネーション」を実施した。昨年度も実施した活動だが、今年度はただ寄付するだけでなく、集めた絵本を園児たちに向けて読み聞かせをするまで展開させた。生徒会が中心になって全校から70冊ほど集めた絵本を選定し、学区内の保育施設3か所を訪問して寄付し、読み聞かせを行った。中にはお礼として園児たちが練習した踊りなどを披露してもらうなど、中学生と幼稚園児との貴重な交流の場となった。

 

3異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

①ジェンダーフリーと校則改定(多様性の視点から)

国際社会におけるジェンダーフリーへの意識が高まる中、本校でも男女混合名簿や女子生徒制服のスラックス対応によるジェンダーフリーの意識を高めた。また、校則の見直しを行い、ジェンダーに関する文言や表記の仕方について改善を図った。また頭髪についても全校で議論を重ね、これまでの記載されていたルールから大きく変更した。校訓にある「品位のある人」を根底に、各自が学校生活で適した頭髪について考える形となった。頭髪やその他の校則について、毎年度議論し、修正しながら時代に合わせたルール作りを実施していく。

②異文化交流の授業

異文化コミュニケーションを図り、文化の違いについて理解したり、尊重できたりする人への成長を狙い、ALTの家族との交流授業を実施した。ALTの家族や友人が山形を訪問する機会を活用して、授業の中で生徒と交流できないかというALTからの提案を受け、3学年の英語の授業に招待した。授業では4班に分け、各班に一人ずつALTの家族や友人を分け、10分でローテーションする形で交流を実施した。役に立つ日本語を教えたり、オーストラリアのとの違いについて話をしてもらい、仲睦まじい様子を見ることができた。

③新庄まつり後清掃ボランティア

ユネスコ無形文化遺産である新庄祭り後に、駅前通りや商店街のごみ拾いを行う清掃ボランティアを再開した。祭り後に自分たちの学区内である駅前通りをきれいにすることで、多くの人に気持ちよく生活してもらえるよう、生徒一丸となり早朝に活動することができた。今年度は全校生徒の68%、120名ほどの有志生徒が参加した。

 

来年度の活動計画

・3月11日「心の日」

・新庄まつり後清掃ボランティア

・老人宅雪かきボランティア

・「届けよう服のチカラプロジェクト」

・ブックドネーション

過去の活動報告