2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等

SDGs等の社会解決型課題に取り組むような活動だけでなく、環境やジェンダーの分野においても、身近なことからできることに取り組む力を育成することを目標とし、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野に関して次のような活動を実施した。

 

  • 地球市民および平和と非暴力の文化について

本校では、3月11日に「心の日」を設定し、東日本大震災の経験を風化させないために、読み聞かせや道徳の授業を実施し、「いのち」について考えた。また生徒会が中心になり、校門付近に雪灯籠をつくり、「いのちのキャンドル」として地域と共に東日本大震災の被災地の復興を祈った。

 

②持続可能な開発および持続可能なライフスタイルについて

前年度に引き続き「届けよう服の力プロジェクト」ではUNIQLOに出張講義を依頼し、SDGsに対しどのような企業努力をしているのか、また衣服を通して生徒たちにできることはどんなことかを講義いただいた。後日、着られなくなった子ども服を校内で集め、発展途上国で衣服を必要とする子どもたちへ送ることができた。

また市の社会福祉協議会と連携し、JRC委員を中心に老人宅雪かきボランティアの活動を再開することができた。一人暮らしの老人宅を訪問し、屋根から落ちて積み重なった落雪の山を崩し、用水路に排雪する作業を通して、地域の一員として活動する意義を感じる機会になった。

 

③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

国際社会におけるジェンダーフリーへの意識が高まる中、本校でも男女混合名簿や女子生徒制服のスラックス対応によるジェンダーフリーの意識を高めた。

また、校則の見直しを行い、ジェンダーに関する文言や表記の仕方について改善を図っている。さらに、海外で起こっている出来事にも興味関心を抱いてもらおうと、生徒会が中心になって企画し、ALTの先生の中学校生活の話を聞き、オーストラリアと日本の文化の違いについて学んだ。

ユネスコ無形文化遺産である新庄祭り後に、駅前通りや商店街のごみ拾いを行う清掃ボランティアを再開した。祭り後に自分たちの学区内である駅前通りをきれいにすることで、多くの人に気持ちよく生活してもらえるよう、全校生の67%、120名が一丸となり早朝に活動することができた。

来年度の活動計画

・3月11日「心の日」

・新庄祭り後清掃ボランティア

・老人宅雪かきボランティア

・「届けよう服のチカラプロジェクト」