- らうすちょうりつしれとこみらいようちえん
-
羅臼町立知床未来幼稚園
- Rausu Municipal Shiretokomirai Kindergarten
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野海洋, 環境, 食育
| 所在地 | 〒086-1821 北海道目梨郡羅臼町緑町301番地 |
|---|---|
| 電話番号 | 0153-87-2747 |
| ホームページ | |
| 加盟年 | 2012 |
2025年度活動報告
生物多様性, 海洋, 環境, 食育
※羅臼町立知床未来幼稚園は、羅臼町立羅臼幼稚園と羅臼町立春松幼稚園が統合し、令和8年度に開園しました。
(旧)羅臼町立羅臼幼稚園
・本園は、世界自然遺産である羅臼町の知床の山と海に囲まれた自然の中にある幼稚園である。幼児が身近な自然の中で、五感を働かせながら、気付きや発見を楽しみ不思議がったり、面白がったりしながら自分の考えを表現できるよう、活動に取り組んできた。
①自然と触れ合うことを通して、その美しさや不思議さ、力強さを感じ取り、大切にする心を育てる。
.
. -すみれ組とひまわり組の散歩_251125_3-300x225.jpg)
・羅臼岳にまだ雪が残るなか、周辺へ足を伸ばし、体験を通して季節の移り変わりに気づいていった子ども達である。毎日園庭から見える羅臼岳からも季節感を感じている子ども達だった。

・時には調べたり、食べられるものは自分たちで調理をしたり、フキなどは自分たちで皮剥きをして食べた。

・海遊びを実施した際には羅臼で生まれ育った子でも初めて昆布を触る子もいて、湧き出る温泉の熱で昆布の色が変化したことに驚いたり、楽しんだりする子もいた。
②身近な動植物に関心をもち、生命の尊さに気付き、自然を大切にする心を育てる。

・園周辺にカエルの卵を見つけた年長組。園で飼うという考えも出たが、生き物のそれぞれの生活に気づき生き物の生活しやすい場所へ戻すことで、小さな命とその生活を大切にしたいという気持ちが芽生えた。

-クマ学習_251125_1-300x225.jpg)
・年少、年中組はそれぞれクマの住んでいる場所や食べ物を教えてもらったり、毛皮や骨に触れ体験活動をした。年長組はそれに加えて絵本から共存のために自分達にできることを考えたり、出会った時の対処法を知ることができた。
③地域の人々と交流し、地域の産業や自然に興味や関心をもつ。

・市場の方に地元で獲れる海産物の種類や魅力を教えてもらい、見学後は海鮮工房へ向かい、獲れたものがどこへいくのか知ることができた。PTA食育では、年少組は昆布ラーメン。年長組は中華丼、と地域で獲れた海産物を使っておいしい料理をごちそうしてもらい、地域の産業について触れたり、良さを感じたり、作ってくれたことへの感謝の気持ちを感じた子どもたちだった。
④ふるさとの自然や社会のすばらしさを知り、愛する心を育てる。

・さまざまな施設へ行き、ふるさとのことを知ったり、興味関心を高めていった。ビジターセンター見学へは、同じ町内であってもセンター周辺と自分たちが過ごしている場所に咲いている花や虫の違いに気づく幼児もいた。また、町探検や来年の園統合へ向け、2園合同で遠足で町を回り、地域の方との交流を深めたり、地域の人に見守られていると安心感をもったり、人と関わる素晴らしさを感じることができた。

(旧)羅臼町立春松幼稚園
本園は、知床世界自然遺産である羅臼町の自然の中で毎日元気に過ごす幼児が、羅臼の自然や産業について興味や関心を高め、他の地域にはない素晴らしいものだということに気付き、友達と共感しながら考えたり、対話を深めていった。
海遊び

園の近くに海があり、生き物探しや、海藻、昆布集めなど、幼児は1年を通して自分たちの遊びを楽しんでいる。
「この昆布食べてみたい!」と言って持ち帰ったり、身近な存在である昆布に興味をもつ幼児が沢山いたことから
年長児が昆布場見学を行う。
昆布場見学

昆布場では、実際に海から採った昆布を触り、説明を聞きスポンジで優しく丁寧に洗ったり、洗い終わった昆布を石の上に干したり、楽しく昆布漁の体験をした。
ヒレ刈り体験

学校運営協議会の地域コーディネーターの協力を得て、ヒレ刈りの体験をさせてもらう。
その後の活動

その後、海へ行った際に拾った昆布を持ち帰り、幼児同士で話し合いをし干したり、丸めたり、切ったりし、
これまでの体験を自分たちの活動として取り入れていた。
食育活動

昆布を出汁にした味噌汁を作ったり、3学期は、昆布をきざみ昆布ご飯にすることを楽しみにしている。
自分たちの遊び場を大切に

海へ出かけることが多い幼児たちは、浜にあるゴミに気付き、日常的に拾ったり、海上保安庁の方々とも一緒にゴミ拾いを行った。自分たちの遊び場を大切に、きれいにしようとする長年の取組を認めていただき、表彰をいただくことができた。
来年度の活動計画
(旧)羅臼町立羅臼幼稚園
羅臼の豊かな自然の中でたくさんの体験をしていった。子どもたちは自然に対する価値観を大好きな友達や大人と共有し、育っていくと考えている。羅臼の豊かな自然。時には厳しい冬の自然の中でいろいろなことを感じ、子供達が将来、持続可能な社会を作っていくことを願って、幼稚園ではこれからもたくさんの自然体験をしていきたい。
(旧)羅臼町立春松幼稚園
令和7年度で本園は閉園となる。令和8年度より、一園化となり、現在羅臼幼稚園の園舎に移行し新しい幼稚園名でスタートする。
これまでの活動は継続したいと考えているが、自然環境も異なり難しい。
幼児が試行錯誤しながら、主体的に活動に取り組めるよう、多様な経験を積み重ねていけるような環境作りを探っていきたい。
