2024年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 海洋, 環境, 食育
※羅臼町立知床未来幼稚園は、羅臼町立羅臼幼稚園と羅臼町立春松幼稚園が統合し、令和8年度に開園しました。
(旧)羅臼町立羅臼幼稚園
本園は、世界自然遺産である羅臼町の知床の山と海に囲まれた自然の中にある幼稚園である。
幼児が身近な自然の中で、五感を働かせながら、気付きや発見を楽しみ不思議がったり、面白がったりしながら自分の考えを表現できるよう、活動に取り組んできた。
①自然と触れ合うことを通して、その美しさや不思議さ、力強さを感じ取り、大切にする心を育てる。
・散歩活動では四季を通じて同じ場所を何度も訪れることで、自然の変化に気付いたり、楽しんだり、不思議さ、美しさなど五感で感じたり、感じたことを言葉で伝え合う姿が増えた。


・戸外遊びを通して、花や草を使って色水にし、色の変化や水の量を調節したりと試行錯誤を繰り返すことができました。また身近な草花に触れ、料理遊びに使ったり、泥に水を加え、変化を楽しみながら遊びをしました。


②身近な動植物に関心をもち、生命の尊さに気付き、自然を大切にする心を育てる。
・クマ学習を通して、羅臼町に住む生き物の生態について学び、毛皮など触れる体験をとして、身近な存在だと感じたり、共存するためにどんなことができるのかを考えることができた。またクマが食べられるものが園の近くにもあることや、ゴミを捨てるとクマが家の近くに来ることが分かり、ゴミを捨てない意識をもつことができた。


③地域の人々と交流し、地域の産業や自然に興味や関心をもつ。
・市場や海鮮工房の見学で、羅臼の海で獲れる魚を見たり、そこで働く地域の方や仕事について学んだ。羅臼の海の大切さや海を守るという気持ちが生まれたり、給食で魚のメニューが出ると市場で学んだことを思い返したり、食べることへの意欲へもつながり、自分達の住んでいる羅臼町に愛着を感じることができた。


④ふるさとの自然や社会のすばらしさを知り、愛する心を育てる。
・ビジターセンターや郷土資料館などの地域の施設を訪れることで、自分達の住んでいる町の自然に興味をもったり、徒歩遠足で町を回り、地域の方との交流を深め、地域の人に見守られていると安心感をもったり、人と関わる素晴らしさを感じることができた。

(旧)羅臼町立春松幼稚園
本園は、知床自然遺産である羅臼町の中にある幼稚園です。毎日元気に過ごす幼児が、普段当たり前にのようにある自然やその他の環境が他にはない素晴らしいものだということに気付き、友達や教師、保護者と共感しながら幼児教育の充実を図ることを目指していった。
①自然に触れ体感する活動
・四季を通じて、園近くの海で自然環境の素晴らしさを五感で感じながらカ活動することができた。


・園周辺で採れた野草(ヨモギ・フキ)を自分達で調理して食べたり。5歳児が育てた野菜(じゃがいも)を3・4歳児へ調理してふるまう経験ができた。今年はバスに乗って農園まで行き、大根を収穫し、自分達で漬物作りをすることもできた。自分達の周りの植物や野菜に関心をもつようになった。


②地域の産業(漁業、酪農)に関する施設や自然に関する施設を見学し、学びの機会を設けることができた(市場、牧場、ビジターセンター、郷土資料館など)

・地域の方が幼稚園に地元の海で獲れる食材を提供してくれたり、実際に調理する場面を見学することができ、食育活動が充実した(ほっけのかまぼこ、めんめのから揚げ、秋鮭の塩焼、秋味汁など)。羅臼の特産物である昆布についても、昆布場の見学や講師を招いての昆布のヒレ刈り体験、昆布の佃煮を食べたりするなど、地域の人の協力のもと、楽しみなら活動することができた。


③町や海をきれいにする活動
・海上保安啓発運動による読み聞かせで、海を大切にすることを学んだ。後日、子ども達が園周辺の海岸にゴミが落ちていることに気付き、交流で学んだことを思い出しながら自分達の町をきれいにしようと話し合いをして、海上保安庁の方々と一緒にゴミ拾いを行った。7月には、今まで6年間続けていた海を大切にしてほしいことや海への活動を継続していってほしいことを伝えられた。


来年度の活動計画
(旧)羅臼町立羅臼幼稚園
・これからも直接体験を大切にし、身近な環境(人・自然)に触れながら、様々な体験や発見を通して羅臼の良さに気付き、自然を大切にしようとする気持ちが育つような活動を計画していく。
(旧)羅臼町立春松幼稚園
・今年度はクマの目撃情報でほとんど裏山で遊ぶことができなかったので、クマ対策や安全に遊べる方法を探っていく。
・地域の産業・自然について知る施設を訪問することで、地域の良さや素晴らしさを学ぶことができた。自分達の住む町に愛着をもち、大切にしようとする気持ちが育った。次年度も地域の人との関わりを計画していく。
・今後の海への活動は継続し、活動を計画していく中で、教師主体ではなく、何ができるか、どうしたら良いかなど、子ども自身が考える場や時間を大切にしていく。
・ブログ発信や地域の方々との交流などを通し、幼稚園の活動を知ってもらうことができた。来年度も、ブログ発信や地域の人と関わる機会を計画していく。
