• しろいししりつおばらしょうがっこう
  • 白石市立小原小学校

  • Shiroishi Municipal Obara Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒989-0233 宮城県白石市小原字伊勢原道上1
電話番号 0224-29-2026
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加盟年 2011

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 食育

 本校では、「ふるさとから世界へ」をESDのスローガンに掲げている。教科や総合的な学習の時間の実践を通して、郷土の自然や文化に親しみ、将来にわたってそれらとどう関わっていくかを主体的に考え、判断し、表現できる力の育成を目標として活動している。郷土の自然や文化を尊重し、持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルを構築させることは、ESDの観点からも今日的な課題の解決につながるものと考えている。主な活動内容は次のとおりである。
(1)郷土の自然に関わる学習活動(上記:5・6年対象 下記:全学年対象)
   白石ユネスコ協会理事の海藤節生氏の指導の下、郷土の自然に関わる「水」・「森林」・「土」を 
  3年周期のテーマとし、継続的に学習活動に取り組んでいる。今年度は「土」をテーマに、数か所か
  ら土を採集し、粒の大きさや水の浸透度、性質の違いなどの観察・実験を行った。活動を通して、地
  域の現状を認識するとともに、恵まれた自然環境を将来につないでいく大切さを考える機会となっ
  た。
   また、小原地区に植生している国の天然記念物「ヒダリマキガヤ」の学習を通して、豊かな自然を 
  守ることへの関心が高まり、植生場所周辺の草取りや案内板の修繕、採取した種の播種などの保全活
  動に取り組んだ。
(2)郷土の伝統工芸・文化の継承に関わる学習活動(5・6年対象)
   白石市で古くから作られている「白石和紙」を使った絵手紙の創作活動や、「こけし」の絵付けの
  体験活動に取り組んだ。郷土の伝統工芸に親しみ、歴史の深さを感じ取る活動となった。
   市内在住の和太鼓演奏者を講師に招いて和太鼓演奏にも取り組んでいる。学校行事や地域の行事で 
  も披露する機会があり、保護者や地域の方々から喜ばれる活動となっている。和太鼓演奏の楽しさや
  担い手としての継承につながる活動の一つとなっている。
(3)福祉に関わる学習活動(全学年対象)
   本校では「地域の特色を生かし、一体となった学校づくり」を学校経営の柱に据えて、様々な活動
  に取り組んでおり、その一つに「みんなで遊ぼう会」がある。児童自らが「遊び」を企画し、普段か
  らお世話になっている保護者や地域の方々を招待して交流を深めることで、地域に貢献しようとする
  態度を育むことをねらいとしている。児童にとっては、関わりを通した充実感が得られる活動となっ 
  ている。

来年度の活動計画

 次年度も「ふるさとから世界へ」のスローガンを継続させて、ユネスコスクールとしての活動を進めていく予定である。実施に向けて、今年度の反省や学習指導要領の内容と照らし合わせて、活動内容の計画や必要時数を見直していかなければならない。また、小規模校による児童数の減少を考慮し、どのように活動していくかを保護者や地域とも検討していきたいと考える。郷土の自然や文化を尊重し、持続可能な開発および持続可能なライフスタイルを構築させることへの教育的意義を再確認しながら、本校の特色ある教育活動としての位置付けを図っていきたい。

過去の活動報告