所在地 | 〒889-0101 宮崎県延岡市北川町川内名7248番地 |
---|---|
電話番号 | 0982-46-2010 |
ホームページ | https://cms.miyazaki-c.ed.jp/4731/ |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, エコパーク
2019年5月~2020年5月:チャレンジ期間、2022年4月~:キャンディデート校
本校は、「祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの豊かな自然環境との共生」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の1つである「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」を通して「地域に貢献する力」の育成を目標とした。
具体的には、総合的な学習の時間を中心として、①北川の自然を知り、自然と人間との共生について考える活動、②4R活動を通して世界の公正・公平について考える学習を行った。
① 北川の自然を知り、自然と人間との共生について考える活動
昨年度に引き続き、身近にある豊かな自然を知るために、緩衝地域付近に位置する神さん山の散策、家田湿原散策、北川カヌー体験を行った。7月に、市のクリーンセンターの出前授業を受け、延岡市のゴミの現状を知るとともに、分別の重要性や、プラスチックゴミが海に与える影響を学んだ。夏休みには家田湿原清掃ボランティア活動も行った。11月には地引き網体験を行い、陸の豊かさを守ることが海の生態系にも影響していること、その後の海岸清掃活動を通して7月の学びについての理解を深めた。
② 4R活動を通して世界の公正・公平について考える学習
今年度は、県より「環境教育推進事業推進校」の指定を受け、4R活動に力を入れる環境が整った。
そこで、今年度からファーストリテイリング社が行う「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」へ参加し、4R活動のうち「Reduce」「Reuse」に関わる、着なくなった子供服の回収と寄付活動を行った。自然を守るための活動が、世界の公正・公平にも役に立つことや、服の寄付を通して自分たちと世界のどこかにいる子供たちが繋がっていることを体験的に学んだ。また、世界で起こっていることを、「自分にも関係のあること」として捉えるきっかけにもなった。また、10月17日の「貧困撲滅のための国際デー」、1月24日の「教育の国際デー」に、委員会活動(放送で国際デーの設定理由や世界の現状を報告)や生徒会ボランティア担当の活動(書き損じはがきキャンペーン)として取り組んだ。
来年度の活動計画
①地域の自然(大崩山・家田湿原等)散策活動
総合的な学習の時間を中心に、ユネスコエコパークに係る自然や希少動植物の生存地である家田湿原の散策活動を通して環境や生物多様性について学ぶ。
②地域清掃活動(家田湿原清掃ボランティア・小中合同クリーン作戦)
夏休みの家田湿原清掃(外来種の除去作業)ボランティア、小中合同での地域清掃活動を継続する。
③地域PR活動(エコバッグ作成および配布)
北川を外部に発信するためのPR活動を継続して行う。
④地域との交流活動
地域に住む高齢者との交流活動を継続する。
⑤「いじめ根絶宣言」の継続
生徒会を中心に取り組んでいる「いじめ根絶宣言」を継続し、相互尊重や思いやりについて考え続けられる機会をもつ。