所在地 〒940-8530 新潟県長岡市学校町1丁目1−1
電話番号 0258-32-4192
ホームページ http://www.nagaoka.ed.niigata-u.ac.jp/kinder/
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 健康

当園は、「友達いっぱい夢いっぱい元気で遊ぶ附属の子」を教育目標として、ESDをグローバル化に対応した人材育成を目指す幼小中一貫教育プログラムの開発・実践と捉えた。そして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、幼児に育みたい資質・能力の育成を目標とした。

①身の回りの環境(自然物)とかかわった遊び
自然の大きさ、美しさ、不思議さなどに直接触れる体験を通して、幼児の心が安らぎ、豊かな感情、好奇心、思考力、表現力の基礎が培われることを踏まえ、日々の保育の中で、自然をはじめとした、身近な環境「ひと・もの・こと」に自ら関わることができるような環境構成をし、活動している。
具体的には、園庭にある自然豊かな植物(シロツメグサ・オオバコ・アップルミントなど)や木の実(ドングリやカリン)・石などを活用した遊びや、土や砂の感触を感じて楽しむ砂遊びや泥遊び、園庭での虫取りや捕まえた生き物の世話、風を取り入れた凧や紙飛行機遊び、発達段階に応じた水遊びをしている。

②自然に親しむ活動や行事
幼稚園で行われる日々の保育以外にも、自然に触れ、四季の変化を感じることができるように自然や生き物に関わる活動や行事を実施している。
年長児は、園庭の桜の花摘みや塩漬けをして桜茶を作ったり、梅の木から梅を取り、梅ジュースを作ったりしてみんなで飲む活動をした。年少児や年中児は、秋に落ち葉の絨毯を歩いたり、落ち葉の布団に寝てみたりして秋を楽しんだ。
秋は自然の宝を発見しながらの遠足、冬は雪に親しみながら園庭での雪遊びやそり遠足を実施している。

③廃材を使った製作
身近な素材に興味をもって関わり、試したり、考えたり、作ったりしながら、探究していけるように、環境づくりをしている。廃材を組み合わせて自分の思いやイメージに近づけようと工夫して遊んでいる。

④異文化交流・連携
年中児と年長児は、長岡市国際交流センターと共に、ボッチャを通して地域の留学生と交流会をしている。お互いに自己紹介の後、互いに応援をしながらボッチャの試合を行った。園児は各国の旗を作って歓迎し、留学生は出身国の文化を紹介して交流を図った。多様な人々と触れ合う活動を通して、ボッチャをする楽しさや一緒に活動を創り上げることの良さを味わうことができた。

来年度の活動計画

本園の重点目標「主体的な子 遊び込む子 共同できる子」を目指し、引き続き遊びや環境、様々な経験を通して、自分で主体的に学びとっていくことを重視する教育活動を展開していく。
ESDに関連した内容としては、地域貢献・地域との連携として、未就学園児への園開放「みんなのあそび場」や預かり保育の充実、子育てハッピー講座などを実施し充実を図っていく。

過去の活動報告