2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 国際理解, 食育

本校は、「友達いっぱい夢いっぱい元気で遊ぶ附属の子」を教育目標として、ESDをグローバル化に対応した人材育成を目指す幼小中一貫教育プログラムの開発・実践と捉えた。そして、ESDの実践を通して、幼児期に育みたい資質・能力の育成を目標とした。具体的には、身の回りの環境(自然物)とかかわった遊び、自然に親しむ活動や行事、廃材を使った製作などがある。また、異文化交流・連携として北京師範大学南奥実験学校との保育交流も行っている。(今年度は、コロナ禍で交流はできていない。)
①身の回りの環境(自然物)とかかわった遊び
自然の大きさ、美しさ、不思議さなどに直接触れる体験を通して、幼児の心がやすらぎ豊かな感情、好奇心、思考力の基盤が培われることを踏まえ、日々の保育の中で、自然をはじめとした、身近な環境「ひと・もの・こと」に自ら関わることができるような環境を構成し、活動している。
具体的には、園庭にある自然豊かな植物(シロツメクサ・オオバコ・アップルミントなど)を活用した遊びや、様々な素材の感触を楽しむ砂遊びや泥遊び、園庭での虫取りや捕まえた虫の世話、発達段階に応じた水遊びをしている。

②自然に親しむ活動や行事

幼稚園で行われる日々の保育以外にも、自然に触れ、四季の変化を感じること、自然の中から発見することを大切にし、自然や生き物にかかわる活動や行事を実施している。

季節の自然を探しに近くの山や公園へ行っている。

年長児は園庭の桜の花を摘んで塩漬けし桜茶を作っている。また、園庭にある梅の木から梅を取り、梅ジュースや梅ゼリーを作って食べた。
冬には園庭での雪遊びも行っている。
③廃材を使った製作

自分の思いやイメージを膨らませながら、身近な素材に興味をもってかかわる。素材の特性に触れ、考えたり、試したりしながら、自分の遊びのイメージに近づけようと工夫して遊んでいる。

④異文化交流・連携
今年度はコロナ禍で実施できていないが、北京師範大学南奥実験学校との連携で、保育交流を行った。南奥実験学校との連携で、保育交流を行っている。本校教員も北京師範大学南奥実験学校に行き、「ダンス」や「わたべうた」などの音楽遊びの公開保育を行っている。

来年度の活動計画

本園の重点目標「自分の思いをのびのびと表しながら、遊びを創り出す子ども」を目指し、引き続き遊びや環境、様々な経験を通して、自分で学びとっていくことを重視する教育活動を展開していく。ESDに関連した内容としては、地域貢献・地域との連携としては、未就園児への「みんなの遊び場(園開放)」や預かり保育を継続し、充実を図っていく。