• みつけしりつみなみちゅうがっこう
  • 見附市立南中学校

  • Mitsuke Municipal Minami Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒954-0035 見附市名木野町714
電話番号 0258-62-0987
ホームページ http://www.mitsuke-ngt.ed.jp/~minami/
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校では、「自主・協和・錬磨」を教育目標に掲げ、主体性、多様性、協働性、自律性をもち、社会性と人間性を備えることを共通理解して、教育活動を推進している。心理的安全を全ての教育活動の土台として、生徒が自主的に課題を見付けて解決しようとする力を身に付けるとともに、いじめを見逃さず、円滑な人間関係を築き互いに助け合う学校にすることを目指している。

今年度は、生徒会活動で次のことを実施した。

1 生徒会総務、応援団委員会が主体となったあいさつ運動

5月と10 月に地域あいさつ運動を実施した。「あいさつBINGO」など生徒が楽しめることを企画して多くの生徒が挨拶を通して交流することができるよう工夫した。ボランティアの参加者も多く、あいさつが活発に交わされた。

2 環境美化委員会企画の「ありがとう運動」「緑化活動」

(1)11月に「ありがとう」を言った回数と受けた回数をバロメータとして、温かい関係づくりに努めた。

(2)年間を通した緑化活動として、グリーンカーテンを設置し、地球温暖化防止に向けた全校生徒の意識を高めた。

3 福祉委員会の校内外「募金活動」「給食残量チェック」

(1)5月に緑の募金、11月に校内で赤い羽根募金活動を行った。5月の緑の募金では、郊外で苗木を渡し、募金活動を実施した。地域の方が多く参加してくださり、コミュニケーションを図る機会になった。

(2) 6 月に食べ残しを減らすため、「食べようキャンペーン」という名称で給食残量チェックを実施した。食事の時間を十分に確保するため、全校生徒に給食準備の時間を短くするように呼びかけた。

4 保健委員会の健康保持増進活動

生活習慣を改善し、早寝早起き朝ごはんを実行するため、6月、10月、1月に実施した。委員は、結果を集計しグラフを作成して全校生徒に示した。定期テスト前の家庭学習時間とのクロス集計を行い、学力との関連を明らかにして課題の解決に取り組んだ。

5 地域貢献活動

9月に地域貢献活動を実施した。生徒が主体となって、地域の環境美化や安全のための活動を推進した。実施にあたり、町内会の方々に相談したり協力を得たりしながら除草や清掃活動等を行った。実施後は、「『やってくれてありがとう』と地域の人から言われた」「自分から積極的にゴミ拾いができてよかった」など、多くの生徒が達成感や充実感をもった。

上記の活動により、生徒の意欲や主体性を示す学校生活アンケートでの肯定的評価は次のとおりであった。

(1)エコ活動への関心がある。75.3%

(2) 自分の地域が好きである。   84.0%

(3) 地域の方へあいさつをする。  85.2%

(4) 花や緑を育てるのが好きだ。  76.5%

(5) 人の役に立つ人間になりたい。 91.7%

(6) 災害時のボランティア参加。  97.3%

(7) 地域に貢献したい。      72.0%

(8) 地域とのかかわりを大切にする。79.1%

これらのことから、「地域に貢献できた」と自信をもって言える活動ができたという手ごたえを得ることができた。

6 特別活動で、年間を通してライフスキル教育を計画的に行い、仲間を傷付けない言葉やいじめにつながらない態度、行動などを学び、安心して生活し、学習活動に取り組むための行動特性の定着を目指した。道徳や人権教育、同和教育の授業で、ジェンダーや思想の多様性への理解を深めた。

来年度以降も公教育が担う責任と役割を果たし、保護者、地域の期待に応えるべく、信頼される学校づくりを推進する。学校と地域が一体となって、21世紀を生き抜く力とふるさとへの誇りと愛着をもち、主体的にものごとに関わり、たくましく成長する子どもを支えることに尽力する。

来年度の活動計画

1 地域:学区には、4つの地域コミュニティがある。各地域コミュニティが、特色ある活動を展開している。地域で開催される行事や活動に自ら応募したり、会議に出席して自分の意見を発するとともに、その場で働く大人から教えてもらうことを通して、地域への愛着と誇りを強くもち貢献する意欲を高める。

2 キャリア学習、アントレプレナーシップ教育:地域のボランティアや起業家から学び、自分の将来について考えることは極めて大切なことと考える。スタートアップや新しい分野での活躍の可能性、働くことの意義などを学び、理想の実現に向けて努力し続ける生徒を育てる。

3 緑化と環境:植栽活動や募金活動を通して、世界の環境保全に意識を向ける。地域の環境や気候の変化を学習し、生活する上で大きな影響を及ぼすことを実感するよう教育課程を工夫し、自分が生活上で意識することや貢献できることを提案したり発信したりする資質を身に付けさせる。

4 現代的な社会問題、課題に対応する資質能力の育成:自国の文化を学ぶとともに、世界の多様な文化や慣習に関心をもち、それらを尊重する態度と共生の方法を探求する生徒を育てる。

過去の活動報告