• とよはししりつくすのきしえんがっこう
  • 豊橋市立くすのき特別支援学校

  • Toyohashi Municipal Kusunoki Special Needs School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒441-8124 愛知県豊橋市野依町字上ノ山3-2
電話番号 0532-29-7660
ホームページ http://www.kusunoki-s.toyohashi.ed.jp/kusunoki-s/index1.htm
加盟年 2018

2022年度活動報告

活動分野

その他の関連分野

本校は、「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域との交流や近隣にある学校との交流及び共同学習に取り組んでいる。ESD教育(持続可能な発展的な教育)の目標は、①地域に出向く活動を推進することで、自立と社会参加を推進する。②地域とつながる活動を推進することで、豊かな人間性を育む。の2点である。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で活動内容が制限されたが、小学部、中学部、高等部それぞれ工夫しながら以下のことに取り組んだ。

①小学部

近隣の小学校と交流及び共同学習を行った。感染症対策のため、対面での活動はなく、自己紹介カードなどの作品交流やビデオ交流を行った。作品交流では、相手校の児童から「直接会いたいです」というメッセージカードも多くあった。来年度は、新型コロナウイルス感染症対策をした上で、対面での交流を実施していく方向で近隣の小学校と話し合っている。

また豊橋市中央図書館の読み聞かせボランティアの会の方に来校していただき、絵本の読み聞かせをしていただいた。参加した児童はよい表情を浮かべ、笑顔で聞くことができた。

②中学部

小学部同様に、近隣の中学校と交流及び共同学習を行った。オンライン交流を行い、画面を通して一緒にゲームをしたり、共同作品を完成させたりした。また、地域に出向く活動の一環で、校区内にある牧場の見学をした。乳牛を間近で見たり、生乳を搾取する機械を見たり、また牧場の方から生乳から牛乳になるまでの話を聞いたりした。生徒らは牛の大きさや数に驚きながらも、地域に牧場があり、牛乳が生産されていることを肌で感じることができた。

③高等部

産業科では「Smile Café」という名前で、2、3年生の生徒が月に1回ずつ地域の方に向けてカフェを営業し、コミュニケーションの力を育んでいる。今年度は2年ぶりに活動を再開することができ、多くの地域の方に足を運んでいただいた。生徒は職員向けの練習ではできた接客も、いざお客さんを前にすると最初は緊張している様子が見られたが、繰り返すうちに少しずつ練習の成果を発揮できるようになった。自分たちで育てたさつま芋を使い、スイートポテトやマドレーヌに加工した菓子を食べてもらえる喜びを感じるとともに、地域の方々との触れ合いを通じて多くの学びを得ることができた。

また、各学年とも体験学習として豊橋市の産業と結びつけ、地域ゆかりの食について学んでいる。1年生はちくわ、2年生は洋菓子、3年生はカレーうどんとし、それぞれ地域で活動している専門家を講師に招き、作ったり、味わったりしている。地元名産の食べ物を自分たちの手で作る体験は、楽しみながら味わうことができ、笑顔あふれる活動となった。

来年度の活動計画

引き続き「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマに地域とのつながりを意識してESD教育(持続可能な発展的な教育)を行っていく。今年度報告した活動の継続と、感染症の状況を見極め、地域の方々とより直接的に関わることのできる行事を計画していきたい。

過去の活動報告