2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

その他の関連分野

本校は、「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域との交流や近隣にある学校との交流及び共同学習に取り組んでいる。ESD教育(持続可能な発展的な教育)の目標は、①地域に出向く活動を推進することで、自立と社会参加を推進する。②地域とつながる活動を推進することで、豊かな人間性を育む。の2点である。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で活動内容が制限されたが、小学部、中学部、高等部それぞれ工夫しながら以下のことに取り組んだ。

①小学部

近隣の小学校と交流及び共同学習を行った。感染症対策のため、対面での活動はなく、自己紹介カードの作品交流やビデオ交流を行った。ビデオ交流では、小学部2年生の児童にとって初めての経験で戸惑いもあったが、相手校の様子を知ることができた。相手校にとっても本校の様子を知るよい機会となったと思われる。

また豊橋市中央図書館の読み聞かせボランティアの会の方に来校していただき、絵本の読み聞かせをしていただいた。参加した児童はよい表情を浮かべ、楽しんで聞くことができた。

②中学部

小学部同様に、近隣の中学校と交流及び共同学習を行った。また、地域に出向く活動の一環で、校区内にある牧場の見学をした。乳牛を間近で見たり、生乳を搾取する機械を見たり、また牧場の方から生乳から牛乳になるまでの話を聞いたりした。生徒らは牛の大きさや数に驚きながらも、地域に牧場があり、牛乳が生産されていることを肌で感じることができた。

③高等部

産業科では「Smile Café」という名前で、2、3学年の生徒が月に1回ずつ地域の方に向けてカフェを営業し、コミュニケーションの力を育んできたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度は活動を自粛することになった。今後感染症の状況が改善し再開できるように、校内職員向けにカフェを営業し、研鑽を積んでいるところである。

また、各学年とも体験学習として豊橋市の産業と結びつけ、地域ゆかりの食について学んでいる。1年生はちくわ、2年生はしょうゆ、3年生はカレーうどんとし、それぞれ作ったり、味わったりしている。今年度は1月に実施予定であるが、感染症の状況によっては中止も考えられる。

来年度の活動計画

引き続き「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマに地域とのつながりを意識してESD教育(持続可能な発展的な教育)を行っていく。今年度報告した活動の継続と、感染症の状況を見極め、地域の方々とより直接的に関わることのできる行事を計画していきたい。