2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

その他の関連分野

本校は、「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域との交流や、近隣にある学校との交流及び共同学習に取り組んでいる。ESD教育(持続可能な発展的な教育)の目標は、①地域に出向く活動を推進することで、自立と社会参加を推進する。②地域とつながる活動を推進することで、豊かな人間性を育む。の2点である。具体的には、地域に根ざす学習(小学部、高等部)、地域の人材を活用した体験学習(中学部)を行った。
①小学部
地域の方から借用している畑で、毎年さつま芋の栽培をしている。畑への行き帰りでは、地域を歩き、出会った地域の方と挨拶を交わしている。初夏には土に触れながらつるを挿し、徐々に茂ってくる葉の様子などさつま芋の生長を観察している。そして秋には芋掘りをして収穫の楽しさを味わってる。更に、収穫したさつま芋を材料にして、さつま芋の入ったパンやスィートポテトを作るなど、日常生活に関わる生命や自然についての関心を深めることができた。
②中学部
総合的な学習の時間「くすくすタイム」では、「興味を広げ得意を伸ばす」の主旨のもと、興味のあるグループ(アート、スポーツ等)に分かれ、好きな活動に取り組んでいる。もう一つの柱が「地域の人材を活用した体験的活動」で、1学期は図書館からの派遣ボランティアによる、絵本の読み聞かせを、2学期は豊橋市教育委員会による文化芸術体験推進事業(ワークショップ事業)で講師を招き、ダンス体験をした。普段の授業と異なる地域の方々と一緒になって、楽しい活動に全員目や耳、全身を使って楽しく参加することができた。
③高等部
産業科では、「Smile cafe」という名前で、1、2学年の生徒が月に1回ずつカフェを営業している。農業の授業を中心にした教育課程を運用し、「農業科」で栽培と製造したスイーツを「流通サービス科」のカフェで販売する流れで4年が過ぎた。地域の方とのかかわりを通して、コミュニケーション力を高めてきたが、地域の特徴や地産地消について知ることで、新たなメニューの開拓や客への配慮事項を考えるなど、生徒の成長が感じとれるようになってきた。

来年度の活動計画

「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域とのつながりを意識してESD教育(持続可能な発展的な教育)の中心において活動をしていく。今年度報告した活動の継続と、小学部、中学部、高等部ともに、同世代の児童生徒との学校間交流を続けていく。また、地域の人材を活用して、体験学習を行っていく予定である。