2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

食育, その他の関連分野

本校は、「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域との交流や、近隣にある学校との交流及び共同学習に取り組んでいる。ESDの目的は、①地域へ出向く活動を推進することで、自立と社会参加を推進する。②地域とつながる活動を推進することで、豊かな人間性を育む。の2点である。具体的には、交流及び共同学習(小学部)、地域資源を活用した学習(中学部)、地域に根ざす学習(高等部)を行った。
①小学部 交流及び共同学習
 近隣にある豊橋市立野依小学校と開校当初より年間2,3回交流を行っている。本校の交流のよさは、同じ学年の児童と関わりをもち、6年間続けることのできる点である。そこで、お互いに名前や顔を覚えて、交流当日には、両校児童ともに笑顔で活動できた。また、次に会うことを楽しみにして、今年度の交流を終えた。
②中学部 地域資源を活用した学習
2年生は、学年テーマ「動物との触れ合いから食を学ぼう」に沿って年間を通して学習した。1学期、動物園で山羊などの動物に触れた。2学期、近隣にある牧場で、生まれたばかりの子牛にミルクをやるという体験をした後、近所の製乳工場の見学、牛乳を買う学習、乳製品(プリン)を作る調理実習を行った。ミルクがプリンになるまでを写真で振り返り、食への関心を深めることにつなげることができた。
③高等部 地域に根ざす学習
産業科では、「Smile cafe」という名前で、月に1、2回カフェを運営し、地域の方、保護者、職員を中心に50名から70名の来客がある。メニューにあるスイーツの材料には、さつまいもや豊橋茶から作った抹茶など、できる限り地元産のものを使い、授業の中で提供食材の試作をしている。地域の方に喜んでもらうことが生徒の励みになり、コミュニケーション能力など働くために必要な力が身に付いてきている。

来年度の活動計画

「飛びだそう地域へ!つながろう地域と!」をテーマとして、地域とのつながりをESD教育の中心において活動を行っていく。今年度報告した活動の継続と、小学部、中学部、高等部ともに、同世代の児童生徒との学校間交流を続けていく。また、地域を知るために公共の場に出かけたり、地域の人材を活用したりして、体験学習を行っていく予定である。