- ほっかいどうきょういくだいがくふぞくくしろぎむきょういくがっこう ぜんきかてい
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北海道教育大学附属釧路義務教育学校 前期課程
- Kushiro Compulsory Education School (Primary Level) of Hokkaido University of Education
- 種別義務教育学校または小中/小中高一貫校等 地区北海道・東北地区
- 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育
所在地 | 〒085-0805 北海道釧路市桜ヶ岡7-12-48 |
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電話番号 | 0154-91-6322 |
ホームページ | https://www.hokkyodai.ac.jp/fuzoku_kus_syo/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 持続可能な生産と消費
当校は、「豊かな心,創造性をもち,自ら学び,ねばり強い意志をもつ 健康で明るい子供」の育成を目指している。環境教育においては,感受性を豊かにし,環境や環境問題に関する見方・考え方や,よりよい環境の創造のために主体的に行動できる実践的態度を育成することを目標としている。
環境教育の主な取り組みとして、(一財)前田一歩園財団が管理している阿寒湖畔(釧路市阿寒町)の森林をフィールドとし,2年生は生活科,3年生から6年生は地域学(総合的な学習の時間など)を軸とし,各教科の学習と関連付けながら,横断的・総合的な取組を行っている。
2年生(6,10月)
阿寒湖畔での植樹体験,きのこ探し等を通して,自然環境や事象に対する感受性や興味・関心の向上を目的として活動を行った。
3年生(7月)
昆虫の体のつくり,環境との関係について理解するための昆虫採集を通して,多様な生物の存在を実感し,環境に進んでかかわろうとする態度を育成することを目標として活動を行った。
4年生(10月)
川の水の始まりを探す活動,湧水の観察等を通して,環境に対する問題を見いだし追究する態度,自分たちの生活とのかかわりを意識し始めることを目標として活動を行った。
5年生(9月)
流れる水の速さや量,水の働きと土地の変化の関係性,森林を守り育てる仕事の調査や枝打ち体験等を通して,環境保全に対する意識の向上,自然に対する畏敬の念をもつことを目標として活動を行った。学んだことを「提言」の形でスライドにまとめ、参観日で発表した。
6年生(11月)
エゾシカを視点とした生態系の理解,樹脂ネットの巻き付け体験やエゾシカ肉の試食等を通して,環境を多面的に捉えたり,食物の連鎖や循環という視点から,より主体的に環境とかかわろうとしたりする態度を養うことを目標として活動を行った。学んだことを「提言」の形でスライドにまとめ、参観日で保護者や地域の産業・発展に関わる方々に発表した。
来年度の活動計画
昨年度末,各学年のプログラムを「総合的な学習の時間」を中心とした,他教科等との有機的な関連を図った教科横断的なプログラムとして編成できるように,また、義務教育学校化にむけ活動の評価・改善を図り,今年度はそのプログラムをもとに学習活動を展開した。今年度の活動を受け,さらなる評価・改善を図りながら実践を行っていく。
*そのことに伴い,次年度も活動のフィールドと内容が今年度と若干異なることが予想される。