2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 人権, 持続可能な生産と消費, 世界遺産・地域の文化財等, 食育

当校は、「豊かな心,創造性をもち,自ら学び,ねばり強い意志をもつ 健康で明るい子供」の育成を目指している。環境教育においては,感受性を豊かにし,環境や環境問題に関する見方・考え方や,よりよい環境の創造のために主体的に行動できる実践的態度を育成することを目標としている。

環境教育の主な取り組みとして、(一財)前田一歩園財団が管理している阿寒(釧路市阿寒町)の森林をフィールドとし,2年生は生活科,3年生から6年生は総合的な学習の時間を軸とし,各教科の学習と関連付けながら,横断的・総合的な取組を行っている。

① 2年生(5,9月)*5月の活動は新型コロナウイルスの関係で中止となったため、講和とバードコールの作成を行った。

阿寒湖畔での植樹体験,きのこ探し等を通して,自然環境や事象に対する感受性や興味・関心の向上を目的として活動を行った。

② 3年生(7月)

昆虫の体のつくり,環境との関係について理解するための昆虫採集を通して,多様な生物の存在を実感し,環境に進んでかかわろうとする態度を育成することを目標として活動を行った。

③ 4年生(10月)

川の水の始まりを探す活動,湧水の観察等を通して,環境に対する問題を見いだし追究する態度,自分たちの生活とのかかわりを意識し始めることを目標として活動を行った。

④ 5年生(9月)

流れる水の速さや量,水の働きと土地の変化の関係性,森林を守り育てる仕事の調査や枝打ち体験等を通して,環境保全に対する意識の向上,自然に対する畏敬の念をもつことを目標として活動を行った。学んだことを「提言」の形でポスターにまとめ、人や観光客が集まり立ち寄る施設等に展示した。外国人観光者向けに英語訳したものも展示(予定)。

⑤6年生(11月)

エゾシカをひとつの視点とし、生態系の理解,樹脂ネットの巻き付け体験やエゾシカ肉の試食等を通して,環境を多面的に捉えたり,物の連鎖や循環という視点から,主体的に環境とかかわろうとしたりする態度を養うことを目標として活動を行った。

 

活動の様子(一部)↓

6年生 鹿の食害から樹木を守る活動

2年生 釧路と阿寒の森に住む昆虫の生態について学ぶ様子

4年生 緑のダムの秘密に迫る

来年度の活動計画

次年度はこれまでの活動プログラムをより精査することと、コロナ禍でも安全安心してよりよい活動ができるよう工夫改善をしていく予定です。