所在地 | 〒701-0213 岡山市南区中畦589番地4 |
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電話番号 | 086-298-2034 |
ホームページ | http://www.city-okayama.ed.jp/~kojoc/ |
加盟年 | 2015 |
2023年度活動報告
減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権
本校は、「自学・誠実・友愛」を校訓に掲げ、重点目標の一つである「地域に根ざした開かれた学校づくり」を、持続可能な社会の創り手を育むESDの理念につながると考え、ESDの実践を通して地域発展に貢献し、地球の未来を考え行動する力の育成を目標とした。
具体的には、人権、自分の生き方、地球の未来を柱に、①人権学習、②職業に係わる教育、③防災に係わる学習、④平和に係わる学習を行った。
①人権学習
国としても教育が推進されている人権課題の中から、「女性」「障害のある人」「同和問題」「ハンセン病問題」「性的少数者」などからグループで課題を1つ選択して調べ学習を進め、学級内で発表を行った。その後、岡山県内にあるハンセン病の国立療養所である「長島愛生園」を訪問し、資料館見学、フィールドワークを行った。
②職業に係わる教育
地域の社会人を招き、これから進路を選択していくうえでの経験に基づいたアドバイスを聞いた。外部講師による「働くとは」をテーマにした講話を聞き、進学や就職に向けての心構えを作った。職場体験学習を通して、将来の職業生活との関連の中で今の学習の必要性や大切さを学習することができた。
③防災に係わる学習
災害の恐ろしさについて資料やDVDから学習し、避難グッズ、避難後の生活について知った。神戸市人と防災未来センターと震災資料保管庫へ赴き、阪神・淡路大震災の経験と教訓を学び、防災の重要性や命の尊さ、共に生きることの素晴らしさを学び、テーマを決めてまとめて校内で内容の共有をした。また、自分の住んでいる場所で南海トラフ地震が起こった場合を想定して避難場所や集合場所を家族で話し合わせるように指導した。
④平和(国際理解)に係わる学習
戦時中に岡山市内で暮らしていた方を中学校へお招きし、当時の生活の様子などについての講話を聞いた。また、事前に戦争の歴史、岡山空襲や広島の原爆等を学習して、広島に赴いて平和祈念資料館や袋町小学校などを訪問して平和学習を行い、各自で平和についてまとめて校内で内容の共有をした。
来年度の活動計画
新型コロナウイルスの感染対策も緩和されてきており、コロナ禍以前の活動を継続していきたいと考えているが、地域の方々をお招きして行っていた講座は講師の高齢化が進み、再開することは不可能となった。
防災学習については、南海トラフ地震を想定して、様々な面で備えることができるように定期的に学習しておく必要があると考えている。また、公民館や市の災害対策室と連携して、中学生が避難所のボランティアリーダーとして活動できるレベルまで、意識や技能を高めていきたい。
平和学習については、国際理解をより深め、戦争と平和について考える一つのきっかけにし、考えを深めるだけでなく、それを行動に移せるようにしていきたい。