• こうちけんりつむろとこうとうがっこう
  • 高知県立室戸高等学校〔キャンディデート校〕

  • Kochi Prefectural Muroto High School 
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野海洋, 減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒781-7102 室戸市室津221
電話番号 0887-22-1155
ホームページ https://www.kochinet.ed.jp/muroto-h/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, ジオパーク

2月_洞爺湖有珠山UGGp行き① 4月_ 全体周知資料 4月_【Earthday】 R5_放送原稿 5月_ランカウイより➄ 5月_ランカウイより➄ 7月_室戸高校再審査資料① 8月_英語キャンプ 8月_青少年グローカルリーダー(世界の船)② 8月_青少年グローカルリーダー 8月_予定_世界青年の船事業 10月_日本ジオパーク全国大会① 11月_ランカウイ日程① 11月_高校生津波サミット 12月_白嶺フォーラム2022年12月~2023年7月:チャレンジ期間、2023年8月~キャンディデート校

1月 防災・減災や地域探究などに関する特色ある教育活動を行っている高等学校との交流をとおして、地域貢献の一環としての防災・減災学習や地域探究学習の充実を図ることを目的として、白嶺防災フォーラム2022に参加しました。災害について地域の人々の意識や私たちができることは何かを考え、互いの分析内容と発表および意見交換を行いました。参加した生徒は、「課題研究」を進めるにあたり様々な視点をもって研究を進めることが出来ました。
2月 「ジオパークと共に生きるとは」をテーマに、洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパークを訪れ、地元の高校生と共に有珠山を観察し、お互いの地元を紹介し合いました。アイヌ民族の歴史や文化、地域の生態系について研究者から学び、異なる視点からその土地を理解する貴重な経験をしました。
4月 年度初めの職員会では、ユネスコ世界ジオパークを教育方針の一環として取り上げ、地域との協働を職員に周知しました。また、アースデーの日には、地球保護の大切さについて考え行動する日について理解を深め、自分たちにできることを考えて行動できるよう、生徒たちが放送原稿を考え、放送しました。
5月 マレーシアより室戸ユネスコ世界ジオパークと姉妹ジオパーク締結をしているランカウイユネスコ世界ジオパークの職員の方と地元の高校生が来校され、異なる文化間を共有し理解することを目的に、室戸市内を英語で案内したり、一緒に書道の授業を受けたりして交流を深めました。
7月 今年度は、ユネスコ世界ジオパークの再審査が行われ、7月の再審査に向けて改めて、人、社会、自然の関係性を認識し、地域全体が一体となって取り組みを強化し、再認定に貢献することができました。
8月 機関に対する包括型アプローチ、教育者の育成、若者の参加支援、地域コミュニティの促進といったESDへの包括的なアプローチを目的として、地域の強みを活かす大切さを学ぶため、本校にて「英語キャンプ」を開催しました。地元の小学生、中学生、本校の高校生、高知大学生(留学生を含む)、室戸市ALT、姉妹校締結をしているオーストラリアのポートリンカーン校(オンライン参加)と交流できました。また、2月に実施される「世界青年の船」事業地域実践活動に向けて高知県IYEO主催の「青少年グローカルリーダー育成フォーラム2023夏」に参加し、生徒がバーチャル議員として「ジェンダー平等」の提案や「四国みぎした55フリーきっぷで旅立とう!」をテーマに地元をアピールするなどプレゼンターとして参加したことで先駆的な活動へのきっかけとなりました。
10月 ジオダイバーシティーデーを迎え、授業でジオダイバーシティーを学び、生徒や教員がそれぞれ描いたポストカードを収集し一つの作品としてまとめ世界室戸ジオパークを表現しました。また、日本ジオパーク全国大会(千葉県銚子市)に参加し、銚子市内を巡るフィールドワークやポスターセッション学習を通じて、情報交換や意見交換を行いました。今後、室戸市や市民の方に対して報告会を行う予定です。
11月 代表生徒が「高知県高校生津波サミット」に参加し、3月に予定されている防災学習に向けて参考になる取り組みを聞くことができました。また、マレーシアのランカウイユネスコ世界ジオパークに行き、熱帯雨林、海洋生態系、洞窟内の独特な生態系の機能や生物多様性について学びました。地元の専門学校生との交流をとおして地元のコミュニティに根差した文化的な学習をしました。
今年度は、特に生徒間の交流を通じて、異文化理解や協力の重要性に焦点を当て、これらの価値観を教育に組み込んでまいりました。持続可能な開発教育(ESD)の意識を深めるための活動の一環として、生徒たちは国内外を問わず視野を広げ、異なる背景を持つ仲間と協力してさまざまな課題に取り組む力を身につけることができると信じています。

来年度の活動計画

’24.02月_香港行程表 ’24.2月_ESDフォーラム ’24.3月_糸魚川ユネスコ世界ジオパーク訪問スタディツアー

2024年2月

1つ目は、香港ユネスコ世界ジオパークに初めて訪問する予定です。香港ジオパークは、自然保護に焦点を当てた法令に基づいています。都市からのアクセスが便利であり、人口と観光客の多さ、長い歴史にわたる自然保護の取り組み、象徴的な地形と地質などが有利な要素とされています。これを活かした戦略的な計画が存在しており、香港ジオパークの都市観光における有望なアプローチを考える一助としたいと考えています。2つ目は、四国地方ESD活動支援センター主催の「四国ESDフォーラム2024」へ参加します。参加の目的は、女性があらゆる分野での能力や権利を示すことを通じてジェンダー平等の理念を強化し、それが政府の拡大につながる可能性に貢献できることを知る機会となり、選挙権を得て参加することによって得ることができる喜びと責任を実感してほしいからです。

 

2024年3月

1つ目は、世界青年の船の参加により、準備段階でのオンラインセミナー開催等を通して、コミュニケーション力を高め、リーダーシップやマネジメント力の向上を図るとともに、相互理解を深め、生徒の国際的視野を広げることを期待します。また、国際化や多様化の進展する各分野でリーダーシップを発揮して社会貢献を行うことが出来る生徒を育成することを目的としています。2つ目は、糸魚川ユネスコ世界ジオパークへ訪問する予定です。テーマを持った24のジオサイトや国立公園、県立自然公園、温泉、登山など多岐にわたるアクティビティにより、雄大な自然を存分に楽しむことができる場所です。国・県指定の文化財も多数存在し、ジオに関する興味深い話題が満載です。この地域では、室戸とは異なる規模や保護の方針が展開されています。ここでの訪問を通じて、自然の保存や管理において異なるアプローチを学ぶことが期待されます。また、温泉や登山などのアクティビティも地域の自然環境に基づいて展開されており、これらを通して室戸とは異なる体験ができると思います。この訪問を通して、生徒たちは地域の特性や地元の人々の生活様式がどのように活かされているかを考え、地域社会と自然環境との関わりについて深く理解を深めることが期待します。彼らが地域の個性を尊重し、学びながら地元の豊かな自然や文化を守り育てる意識を育むことを目的とします。3つ目は、能登半島地震で被災された方々を支援するため、生徒会を中心に集めた義援金を日本赤十字社石川県支部を通じて、お渡しする予定になっています。このことをきっかけに、互いに助け合う地域つくり(互助の実践)地域での活動に役立つ知識を習得し、住民の組織活動を推進できる活動を計画します。

過去の活動報告