• がっこうほうじんしまだがくえん いいづかこうとうがっこう
  • 学校法人嶋田学園 飯塚高等学校

  • Iizuka High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒820-0003 福岡県飯塚市立岩1224
電話番号 094-822-6571
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加盟年 2022

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費

本校は、年間指導方針においてESDへの取り組みを明記した上で、ユネスコスクールの重視する3つの分野に沿った形で教育活動を展開してきた。

1.「地球市民教育、平和と非暴力の文化」に関する活動
全校的にSDGsについての啓発に努めるとともに、地球市民としての自覚を持った人権教育を推進している。SDGsのジェンダー平等や平和と公正の関係についての意識から、9月に全校生徒を対象に、外部講師を招いて性の多様性をテーマとした講演会を行った。

2.「持続可能な開発と持続可能な文化スタイル」に関する活動
「現代社会」、「産業社会と人間」、「総合的探究」の時間において、SDGsについての基礎知識を学習し、さまざまな教育活動にそれが反映されている。
学校全体では、地元の歴史文化を担う商店街との連携協定を生かし、様々な活動を行った。例えば商店街全体を会場とした学園祭は、昨年度に引き続き、商店街の経済効果への貢献(集客、宣伝等)、環境への貢献(空き店舗の再活用、古紙を利用した手作りバッグの使用、廃棄予定の規格外野菜や果物を利用した商品の販売等)、防災やパートナーシップ、福祉に対する意識向上(大学や企業、高齢者を含めた地域の人々とのネットワークの強化)など、様々な側面からESDにつながる活動となった。
生徒会活動では、ジュニア・アチーブメントとSAPジャパンでSocial i campという活動を行ったことで、フードロス問題に対する意識を高めるとともに、その解決に向けて調査を重ねた。その活動の一つとして、学園祭やコラボ活動で協力をいただいている企業にて、廃棄されるカカオ豆の殻(ハスク)の有効利用についての知識を得、地域のイベントに出店しオリジナルカカオティーの販売を行った。その他にもペットボトルキャップの回収、ラブアース・クリーンアップの実施、地域の清掃・草刈りボランティア参加など環境保全につながる取り組みを行った。

3.「異文化学習、文化多様性及び文化遺産の理解・尊重」
本校では中国、韓国、ニュージーランド、カナダ、タイ等から留学生の受け入れを行い、生徒たちと多くの交流を行っている。海外姉妹校とは約2週間に一度のペースでオンライン交流をしているほか、日本人生徒を派遣し、帰国後に留学体験を全校集会で発表するなどして異文化理解を深めた。体育祭ではニュージーランドの姉妹校から贈られた飯塚高校オリジナルのハカを本校生徒が披露したり、姉妹校の生徒によさこい黒田節を紹介し、ICTを活用して双方の演舞を配信し合うなど、従来の活動に新たな視点を取り入れながら文化交流を強化した。
生徒会活動では飯塚山笠や地域の獅子舞への参加を通じて、地域文化財への理解と保全・継承への意識を高めた。

来年度の活動計画

次年度の活動に関しては、今年度の活動を踏襲しつつ、更なる生徒の自発的なアプローチを増加させることを目指す。
ジェンダー平等および人権に関する講演、地域商店街での活動、国際交流など定例で行われている学習活動に関しては、体系的な計画のもと、生徒によるプレゼンテーションや課題研究の頻度を増やし、学習活動への結びつきを一層強化する。
地域活動についても、学園祭をきっかけにして、生徒の課題発見とその解決に資する行事に成長させるとともに、生徒主体の運営と発展を目指す。国際交流に関しては、それぞれの国との交流において問題設定を行い取り組む。例えば、ニュージーランドやカナダの留学プログラムについては、多文化共生を共通テーマとして設定することで、ユネスコの理念にかなう学習の枠組みを強化する。

過去の活動報告