2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 平和, 人権, 福祉, 健康

2021 ESDポスター1年 2021 平尾小ポスター 3年 2021 平尾小ポスター1年 2021 平尾小ポスター4年 2021 平尾小ポスター5年 2021 平尾小ポスター6年 2021平尾小ポスターなかよし 2021平尾小ポスター2年

令和3年 実践報告研究報告書

小学校第3学年 社会                                 平尾小学校

1 単元名

火事からくらしを守る

2 単元の目標

○火災などの災害から、地域の人の安全を守るための関係機関の働きや努力を理解し、地域社会の一員としての人々の安全を守るための活動に協力しようとする態度を育てる。

○地域社会における災害から人々を守る工夫や努力いついて、調査したり、資料をしたりして調べ、人々の安全を守るための関係機関の働きや地域の人々の努力や工夫を地域の人々の生活と関連付けて考える力を育てる。

3 児童の実態

4月から始まった社会の学習に大変興味深く学習を進められている。スーパーマーケットや梨農家の学習を通して、地域の人々の働きや努力・工夫にも目を向けられるようになっている。自分なら、梨農家やスーパーでの仕事をより良くするために、またより効率よく行うためにどうするか、また、今の自分にできることは何かを、学習の終盤で考えることで、深く、主体的に社会の学習が進められている。

4 単元で育む能力・態度

この単元で理解を育む概念

Ⅰ多様性(色々ある)

Ⅱ相互性(関わり合っている)

Ⅲ有限性(限りがある)

Ⅳ公平性(一人一人大切に)

Ⅴ連携性(力を合わせて)

Ⅵ責任性(責任をもって)

5 本単元とSDGsとの関連について

関連するSDGsの目標 「11住み続けられるまちづくりを」

6 単元の学習の流れ

  • 自分達の安全なくらしを支えるしくみや人々の働きに関心をもつ。

②火事が起きた際の関係機関の活動の様子を理解する。

③火災から地域の安全を守る働きや消防署の役割について学習問題をつくる。

④消防出張所を見学し、消防署の設備や消防署の人達の普段の仕事の様子や日頃の備えについて理解する。

⑤火事に素早く対応できる通信指令室の役割や、関係機関との協力体制について理解する。

⑥消防設備の配置の工夫について考え、火災から人々を守るために計画的に配備されていることを理解する。また、学校内や学校の周りの消防施設を歩いて見つける。

⑦消防団は消防署や地域と協力しながら火事に備えていることを理解する。

➇火事からくらしを守る人々の働きにつて関係図にまとめることを通して、関係機関の働きや相互関係、地域の人々との協力や自分達にできることを考える。

⑨学習の中で関心を持った内容や、関係図、自分にできることなどを画用紙にまとめる。

⓾まとめた内容を友達と交流し合う。

7 本時の目標

火災が起きた時の、消防署の役割・消防士の活動を予測し、見学を行う。事前に考えた質問をしたり、見学をしたりすることで、消防署の役割や日頃の備えについて理解する。

8 本時の学習の実際

①上平尾消防出張所に行く。(各クラスごとに見学)

②消防士の方から、消防署の施設、設備、普段の備え、などについて説明してもらう。

③消防士の普段の訓練のデモンストレーション、AEDを使った人命救助の様子を見学する。

④質疑応答

⑤消火栓・防火水槽のマンホールの内側を見学し、その役割を理解し、次時への意欲へとつなげる。

成果と課題

【成果】

・平尾小学校として、初めて消防出張所の見学を行った。実際に訓練や人命救助の様子を見学することにより、

人の命を守る仕事の責任の重さについて理解できる児童が多かった。出張所の内部を見学することで、消防士の方々が、24時間災害に備えていることが深く理解できた。

・学校内外の消防施設・設備を見学することで、地域で計画的に自分達の命を守るための工夫ができていることに気付き、自分達も命を大切にしなくてはいけないという意識をもつことができた。

・地域の消防施設や消防のために働く人々と接することで、自分達にもできることを考えられる児童が増えた。

【課題】

・火災や地震などの災害を扱う学習であったが、日常生活の中であまり馴染みのないものなので、学習が終わってしまうと、自分達の生活から切り離されてしまう児童が多い。学習を基に、今後自分達の生活の仕方や意識が変わるような授業を今後も展開できるようにしたい。

 

来年度の活動計画

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