所在地 〒889-1901 宮崎県北諸県郡三股町樺山3000-2
電話番号 0986-52-1376
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2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 平和, 人権, 福祉, 食育, 貧困

本園は、「社会福祉法人はいかに地域に溶け込むことができるか」ということをテーマにして、1年間活動し、ネットワークを広げ、実践してきた。
① 地球市民および平和と非暴力の文化
週に1回ほどはニュースになる幼児教育の現場においての不適切保育、部活、老人施設、障害施設でも同様な状態にあると考えられる。特に幼児教育の場では、体力面でのパワーバランスに大きな差があり、不適切を起こしやすい環境にあるのかもしれない。おこりえる不適切保育を起こさないために、従来通りの大人がやらせる保育から国の定める教育保育要領にある自分で選択し実行に移せる選択肢のある保育が大切になってきている。これを大切にし、非暴力、非圧力による保育を 実践してゆきたい。
② 持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル
当園は、積極的に循環生活を取り入れている。例えば、今年度のESD大賞で精励賞をいただいたコンポスト活動、日常生活にある精油つくり、和紙作り、いかだ作り、廃ろうそくでのキャンドル作り、自然からいただく日本ミツバチの蜜などを生活のサイクルに無理なく取り入れ持続的に実践している。
③ 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重。
フリースクールと連携しており、異年齢交流で、年長児は中学生からの刺激、中学生は、園児から慕われ、頼られるという交流から存在価値の確認ができているように感じる。幼児教育の場は たて、よこ、ななめの関わりよって大きく視界が開かれるように感じている。

来年度の活動計画

本年からの継続として、大学との共同研究で、宮崎国際大学とは、ソニー財団の科学する心を育む実践を論文にまとめ上げることで、園児らが生活する中に科学的な出来事があり、その細部をこどもたちの行動、言葉をもって伝えてゆきたいと考えている。南九州大学とは、園内にあるビオトープの生態調査、園横を流れる年見川の生態調査を園児、学生とともに行い、環境に住む昆虫、水生生物の関係性を理解する学びを継続して、自然界と私たちの立場の理解にまで学べれば豊かな知識向上につなげて行きたい。またお茶の水大学とは、1月に訪問いただいたご縁から宮里先生が研究しておられる、園児の暮らしの研究に当園の日常に行われている保育が協力できるということもあり、特別な取り組みからの発達ではなく、日常にある生活からの発達が文字化される研究に携われればと考えている。

過去の活動報告