所在地 | 〒069-1183 北海道千歳市幌加731 |
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電話番号 | 0123-21-3300 |
ホームページ | https://chitose-edu.jp/higashi-j/ |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困
本校では、「グローバル社会を生き抜く力を育み、思いやりと活力に満ちた学校の創造」という経営の基本方針のもと、「地域に根差した活動」と「世界に目を向けた活動」を軸に生徒たちが、持続可能な社会の創り手として必要な下記のような資質・能力を身につけさせることを目的として活動しています。また、SDGs達成のため、新たな価値感や行動変容をもたらすESDを推進しています。
□地域に根差した活動を行い、地域社会の創り手としての意識を高めることができる生徒の育成を目指す
□世界的な課題に目を向け、その解決に向け自分たちができることに積極的に取り組む生徒の育成を目指す
□平和を維持する国際社会の一員としての自覚と責任を身に付けることができる生徒の育成を目指す
□人権の意義を理解し、自ら人権意識を高める生徒の育成を目指す
□文化の多様性を尊重する態度の育成を目指す
1.農業体験学習(全学年 4月~9月 )
地域の基幹産業である農業について実際に体験を通して学習するとともに食の大切さについても考えを深める取り組みを行いました。全校生徒でかぼちゃを栽培し、収穫したかぼちゃを地域の秋祭りにおいて販売しました。売上金は世界の子どもたちの教育や飢餓問題、難民等に活用してもらえるよう募金し、国際社会の一員としての自覚と責任を持ち、自ら行動する生徒の育成を目指しています。
2.校外清掃活動(全学年、小中合同 6月)
地域の環境保全会と共に、学校周辺の校外清掃活動を実施しました。生徒と保全会会員が3つの班を編成し、各方面の道路沿いの清掃活動を行いました。また、ゴミの不法投棄やポイ捨てをなくすために啓発看板を作成し、地域に設置しています。この活動は、理科の環境に関する学習と関連付けて実施しています。
3.カーボンニュートラル出前授業(全学年 4月)
持続可能な社会に向けてSDGsの観点から地球温暖化の一因とされる二酸化炭素の排出削減について講師の先生をお招きして考える授業を行いました。先生からは「個人でできることは小さなことですが、それを多くの人が意識することが大切です」と子どもたちに教えていただきました。
4.地域の文化財等に関する学習(2年生 11月)
地域にある世界文化遺産として登録されている「キウス周提墓群」と「千歳市埋蔵文化センター」に2年生で見学に行きました。キウスではボランティアガイドの方の説明を聞きながら森の中を散策しました。そこは獣害も少なく、貴重な植物が多く残っていました。そして、静寂さと冷たい空気に包まれ、ここが神聖な場所であることを感じさせました。埋蔵文化センターでは主に地元千歳市で出土した縄文期の石器や土器、土偶などを見て、当時の暮らしに思いを馳せました。
5.JICA国際理解出前授業(全学年 12月)
青年海外協力隊員としてカンボジアの学校で体育を教えていた方を講師としてお招きし、カンボジアについて理解を深める授業を行いました。カンボジアの内戦後は日本が多くのインフラ整備を行ったことで日本に友好的な人が多いことやカンボジアの学校では道具が無くても工夫しながら授業やスポーツに励んでいることを知りました。途中でカンボジアの高校生ともテレビ電話で交流することもでき、子どもたちには非常によい経験でした。自分たちが取り組んでいる「かぼちゃ栽培(国際協力)」もその意義を再確認する良い機会となりました。
6.下の句カルタ大会の開催(全学年 12月 )
地域の老人クラブの方を招待し大会を開催し、交流を図るなどして、地元の大切な文化を継承することに取り組んでいます。
来年度の活動計画
1.地域に根差した活動
(1)農業体験学習(全学年 4月~9月 )
(2)校外清掃活動(全学年 6月 )
(3)世界文化遺産「キウス周提墓群」見学(2年 11月 )
(4)下の句カルタ大会の開催(全学年 12月 )
2.世界に目を向けた活動
(1)カーボンニュートラル授業(全学年 4月)
(2)募金活動及び国際交流(全学年 9月 )
(3)世界を知る授業(全学年 12月 )