2021年度活動報告

本年度の活動内容

本校は、「伝統文化の継承と国際理解」を活動テーマとして様々な活動を行っている。伝統文化の継承に関しては、古くは６０年以上前から学内における伝統文化行事を実施し、現在も継続しており、日本の伝統を重んじ、愛国心を培う生徒の育成を目指している。修学旅行でのオーストラリア姉妹校訪問や、姉妹校との交換留学も新型コロナウイルスの影響で昨年に続き中止となった。しかし、タイ姉妹校からの長期・短期留学生受け入れは４月に行うことができた。本校ではなるべく大人数が国際的経験を積めるような環境作りを常に意識している。
　また、全校生徒での緑の羽根共同募金や赤い羽根共同募金を行っている。また地域とのつながりを大切にし、学校周辺の清掃活動も実施している。

 

 国際理解に係わる学習
　本校では８年前よりタイ王国からの留学生を受け入れており、今年度は１年生から３年生まで合計９名が通常学級に在籍し、他の日本人生徒と共に勉学に励んだ。また今年はモンゴルからの留学生も２名在籍している。

 

ボランティアに係わる学習

　５月に緑の羽根共同募金を２７４３１円、１１月に赤い羽根共同募金を２１４１４円行った。また、ユネスコ世界寺子屋運動に賛同し書き損じハガキの回収を校内に周知し回収した。

SDGｓに係わる学習

　総合的な探究の時間に、全校生徒がSDGｓについての取り組みを行った。３～８人のグループをつくり、グループごとにSDGｓの17項目の目標の中から一つを選択し、そのテーマについてグループ内で考えを深め、クラス内でプレゼンテーションを行い、その様子を録画した。クラス代表を決定し、代表グループの動画を全校生徒で共有し、助言・評価をもらって、活動のフィードバックを行った。

来年度の活動計画

本校はＥＳＤに対する取り組み目標として、「伝統文化の継承と国際理解」を掲げており、伝統文化の継承に関しては全校活動として実施することができている。来年度は新型コロナウイルス感染予防を行いながらできる行事・取り組みを例年並みに戻していきたい。
また、全校生徒でのＳＤＧｓへの取り組みは３年目となるため、さらなる理解を教員全体に広め、地域社会と協力し、生徒の実態に即した活動へとつなげたい。