• ぶらいときっずがーでん
  • ブライトキッズガーデン

  • Bright Kids Garden
  • 種別 地区
  • 主な活動分野海洋, 環境, 国際理解, ジェンダー平等, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒803-0812 福岡県北九州市小倉北区室町3-2-27-5F
電話番号 093-583-8555
ホームページ http://www.brightkidsgarden.com
加盟年 2022

2024年度活動報告

活動分野

海洋, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 健康

本校では、国際理解教育の一環として、英語と日本語を共通語として使用しています。「自分の属するコミュニティの文化を含め、世界中の多様な文化への理解に努めるよう促す。自分と異なる考えの人々も認め尊重しながら、世界に貢献する若者を育成する。思いやり、積極性、探究心を持ち続け、生涯において学び続けることの大切さを知らせる。」を理念とし、主に異文化教育、環境教育、健康教育に取り組んでいます。毎年、ユネスコスクールとしてユネスコ国際デーを通して学びを深めていますが、今年は「教育の国際デー」「世界海洋の日」「国際平和デー」「世界教師デー」を祝いました。また、毎年恒例の「国際交流の日」では、海外から9名のお客様と触れ合う機会にも恵まれ、グローバルユース国連大使に選ばれたスクール生による海外研修の報告も実施しました。地域の清掃活動、外部団体の協力と共に絵本翻訳ボランティアにも参加しました。小学生対象の保健の授業では、AEDの使い方、ジェンダーについて、インターネット使用の際に注意すること、などの内容も扱い、日々の心身の健康について学びました。

① ユネスコ国際デーなど
「アースデー」
4月22日は地球を守るためのアースデー。Grade1-8の生徒が幼児部のお友達と楽しめるゲームやクラフトを企画しました。自然の花を使ったしおり制作、紙粘土での地球作り、段ボールとストローを使用したネックレス制作、ゴミ拾いとリサイクルあそび、など様々な活動を通して、全員が地球を大切に考えるきっかけになりました。また、植物の栽培をして、成長を観察しました。
  

「世界海洋の日」
6月8日の世界海洋の日は毎年子ども達が積極的にお祝いを楽しむ日です。幼児部は地域の大きな川の下流の生物を観察できる水族館を訪れ、小中学部は、川のゴミが最終的に海に流れ着くことを理解した上で、近くの河川敷の掃除に取り組みました。小中学部が企画したクラフトやゲームで幼児部も参加できる活動を通して、海の暮らしや生き物について学びました。

  

「世界教師デー」
10月5日の国際教師デー。スクールの職員一人一人、そして、今年はスクール外のお世話になっている「先生」にも感謝のお手紙を出しましょう、と、塾の先生などにもプラスでお手紙を書きました。教師への感謝を伝えるTeachers’ Dayは、日本では一般的ではありませんが、子ども達と教師が改めて向き合い、絆を感じることが出来る素晴らしい機会として毎年取り組んでいます。

    

「世界平和の日」
今年初めて祝うことになった 11月21日のInternational Day of Peace世界平和の日。完全に小・中学生が企画制作して、動画を制作しました。動画はこちらから

 

 

② 国際交流・国際理解
「国際交流の日」
子ども達も職員もとても楽しみにしている、毎年恒例の「国際交流の日」を開催しました。国際協力機構JICA九州の交流プログラムを利用させて頂き、アンゴラ、アゼルバイジャン、ボツワナ、エジプト、ナミビア、ナイジェリア、パキスタン、セルビア、トルコの9ヵ国から、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの専門家やエンジニアの方が来訪してくださいました。自己紹介、質問タイム、折り紙や国旗の色塗り、椅子取りゲーム、絵合わせゲーム等、を通して交流を深めました。本校では、毎月異なる国について学んでいますが、実際に海外からのお客様と交流することで、知識だけでなく人と人とのつながりを感じられた温かい時間でした。

    

「グローバルユース国連大使の発表」
JIC Japanグローバルユース国連大使に選ばれたスクール生による報告会を開催しました。全国の中高生が、3回の国内研修での学びに加え、カンボジアとフィリピンでの海外研修では、現地の学生さんと一緒に世界の問題解決に向けて話し合い、その内容を発表しました。保護者様にもご参加いただき、様々なご質問を頂きました。

 

「絵本翻訳ボランティア」
シャンティ国際ボランティア会さんの絵本を届ける活動に参加させて頂きました。日本の優れた絵本にアジアの言語の翻訳シールを貼る活動です。アジアの小さなお友達にも絵本を楽しんでもらえるよう願いを込めました。英語でも日本語でもない、見たこともない文字を見て子ども達の世界が広がったようです。

 

③  心や体についての学び
保健の授業では、養護教諭と共に心と身体について学んだ小中学生。全ての学年で、傷口の応急処置、倒れた人などを運ぶ方法やAEDの使い方を学び、近隣のAEDの設置場所を訪れ地図を制作しました。また、心と身体について学べるカルタを通して楽しくジェンダーや性について学びました。中学生は、インターネットを使う時の注意事項を具体的な過去の事例を知り、今後どのようなことに気を付けたらいいか知ることが出来ました。歯の健康についても改めて学び、日々の口腔内衛生を意識するようになりました。

     

④コミュニティでの活動
校外活動の際には、度々ゴミ袋を持参して道中にゴミ拾いを行ったスクール生。市が主催する美化キャンペーンにも参加したほか、屋外を歩く際には、道に落ちているゴミをすぐに見つけ、自然に拾う様子が見られました。また、近隣のスーパーで行われている紙のリサイクル活動の仕組みについて調べ、ポイントカードを作ってみました。地域の方がリサイクルに取り組みやすいように考えらた仕組みについて知ることが出来ました。

    

来年度の活動計画

子ども達の成長に伴い、国際デーの祝いを始め、毎年恒例のESDイベントの企画を子ども達が自主的に進めることが出来るようになってきました。年々、子ども達だけでなく職員の学びも深まり、ユネスコスクールとしての活動が広がり深まっていることを感じます。今年は他校との交流が果たせなかったので、2025年は他校との交流を通して、更に子ども達の視野が広がることを願っています。また、ユネスコスクールのウェブサイトなどの情報を更に利用して、コンテストやセミナーなどにも積極的に参加したいと思います。

過去の活動報告