• ひろしましりつはたかしょうがっこう
  • 広島市立畑賀小学校

  • Hiroshima Municipal Hataka Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 人権, 福祉

所在地 〒736-0088 広島市安芸区畑賀3-28-16
電話番号 082-827-0092
ホームページ http://cms.edu.city.hiroshima.jp/weblog/index.php?id=e1001
加盟年 2014

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 福祉

本校は、「優しい心を健やかな体をもち、自ら学びたくましく未来を拓く子どもの育成」を教育目標とし、「かかわりあう学校~学びとかかわる 人とかかわる 環境とかかわる」をキーワードとして、地域の人や地域の環境とつながりながら展開することを特徴としたESD教育を進めている。その中で、

・身近なところから取り組み、「持続可能な社会」づくりの担い手となる児童の育成

・各種の取り組みを通して、郷土愛の中で育つ学校づくりの推進

を大きな目標として取り組んでいる。

自分たちの生活をしている地域を知り、そのよさを認識して地域との共生を目指す態度の育成である。活動を通じ、自己有用感や自己肯定感を持たせ、未来の担い手として育むことを目指している。

児童に付けたい力としては以下の3つに焦点を絞って学習を進めている。

1 地域の方との連携を通して、立場や考え方の違う人々や様々な人々とかかわっていく中で多様な価値観を認め、尊重する。【多様性】【公平性】

第3学年で実施しているパンジーの栽培では、社会福祉協議会を間口に地域のお年寄りが参加し、児童と手を取り合って活動している。花の苗を地域のたくさんのお年寄りや地域の施設に配布している。

2 地域の方の支援を受け活動を展開することで、他者との協力を学ぶ。【連携性】

第3学年で行っているパンジーの栽培活動と第5学年で行っているコメ作りの学習では、実際に実習を行う場面で、たくさんの方に来校していただき支援をいただいた。畑賀小OB会、社会福祉協議会、女性会の方々が、児童の教育に携わっている。

地域の将来について考え、活性化する計画を実践し、責任をもって行動する。【責任性】第4学年の川の水生生物の観察では、平成30年の豪雨災害以降、ホタルを見つけることができていないが、たくさんの水生生物を発見することができた。少しずつではあるが、川の環境が改善していることが分かった。

全学年で、防災学習を行い、地域の環境に目を向け、自分たちが行っていきたいことを考えることができた。

来年度の活動計画

1 地域の方との連携を通して、立場や考え方の違う人々や様々な世代の人々とかかわっていく中で多様な価値観を認め、尊重する。【多様性】【公平性】

・高齢者との交流(パンジーの栽培活動とコメ作りの活動)を通して、たくさんの方が自分たちの活動(成長)にかかわってくださっていることに気づき、自分たちが地域活動の担い手になることを自覚するような学習活動とする。パンジーの苗を地域の施設やお年寄りに配布し、地域を支える心情を養う。

2 地域の方の支援を受け活動を展開することで、他者との協力を学ぶ。【連携性】

・地域の方の支援を受けながらパンジーの栽培(3年生:種まき・植え替え・配付)、コメ作り活動(5年生:田おこしから脱穀、令状配付)を通して、他者との協力の大切さを実感し、地域貢献できる児童の育成を目指す。

3 地域の将来について考え、活性化する計画を実践し、責任をもって行動する。【責任性】

・第4学年で行う畑賀川の水生生物の観察を通して、地域の自然環境の豊かさを実感させるとともに、ホタルが飛び交う畑賀の町に戻すための方策(災害から川の復興と防災)を考えていく。

・第5学年では、コメ作り(田こしから脱穀)までの一連の活動を地域の方の支援を受けながら体験することで、地域の産業の一つである農業について学び、継承について考える。

過去の活動報告