所在地 | 〒441-8006 豊橋市高洲(たかす)町字長弦(ながつる)73番地の1 |
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電話番号 | 0532-31-4887 |
ホームページ | http://www.toyohashi-c.ed.jp/yoshidagata-j/ |
加盟年 | 2015 |
2022年度活動報告
環境
本校は,「母なる豊川」を活動テーマとして,ESDを地域の自然を愛する心と捉え,ESDの実践を通して地域の自然の大切さやその自然を維持する力の育成を目標とした。また,本校は,海抜1m地帯にあり,大規模な地震が起きた時は液状化現象や津波が心配されることから,ESDの実践を通じて,減災・防災を心がける力の育成も目標としている。
Ⅰ 環境にかかわる活動
① 母なる豊川にかかわる活動
カヌー体験活動は,平成2年度から実施しており,本校の伝統行事の一つとなっている。令和2年度から第2学年での実施に変更した。当日までの準備・活動は以下のとおりである。
○パドル講習会…ライフジャケットの着用・パドリングの方法
○水難事故防止講習会…水難事故の実態とその回避方法
○救命救急講習(不慮の事故への対策)
○プール練習会…プールで実際にカヌーに乗船
○豊川清掃…乗降場所・トイレ等の清掃
○豊川練習会…豊川で実際にカヌーに乗船
このカヌー体験で豊川に足を踏み入れ,豊川の川面を漕ぎ進む。間近な川のにおい,風,水温,そして時間とともに変わる潮の干満や流れ等,生徒は豊川の自然環境を肌で体感する。今年は,練習日は曇天,本番は穏やかな晴天と豊川の二面を体験できた。
コロナ禍以前は,保護者の協力を仰ぐ合同行事であり,地域に根
づいた活動であった。約30年以上続いているため,学校の先輩・後輩だけでなく,親子で共通の話題となる行事に育ってきた。しかしながら,今年度も感染症対策を余儀なくされた。加えて,地域産業や働き方の変化により,船舶協力者には多大な負担をかけている。時代の変化同様,地域や社会も変化していくため,持続することの難しさと大切さの二面を感じさせてくれる行事である。
Ⅱ 減災・防災にかかわる活動
ア 避難訓練
校は,海抜1m地帯にあり,マグニチュードの大きな地震が起こった際には,揺れによる被害だけでなく,校区の液状化現象や津波などの災害も懸念されている。
東日本大震災を期に,学校危機管理マニュアル,学校安全マニュアル等を見直し,運動場への避難だけでなく,津波を想定した建物内の避難訓練を行っている。これからも現実を想定し,感染症対策も留意した避難訓練に改善していく。
イ 防災まちづくりモデル校区
防災まちづくりモデル校区を市の防災危機管理課より指定を受けて,幼保小や地域と連携して,防災学習会(講演会)や校区防災訓練,防災マップを作成して,継続的に取り組んでいく予定である。
来年度の活動計画
5月 豊川清掃活動,5月 カヌー体験(2年生)
9月 地域防災訓練 校内避難訓練