所在地 〒889-1901　宮崎県北諸県郡三股町樺山3000-2
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加盟年 2025

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 福祉, 食育, 貧困

今年度の本園の活動は、コンポスト活動による、野菜くずの循環。地域のつながり、園児の科学体験、数字への興味、堆肥化した土を使用しての畑活動などが、園児の生活の中に溶け込み、無理なく実践できた。
当園では、年間80俵のもみ米を購入し、保存し、園内の精米機で精米し、各クラスで炊飯する生活となっている。精米から出るヌカの活用法を考えたとき、コンポストでの使用に至った。このことから、給食で出る野菜くず250㎏と、家庭から出る野菜くず250㎏で年間500㎏をコンポストにて土、堆肥化している。この過程では園児がすべてのことに関わり、調理後の野菜くずの運搬、当日の野菜くずの計量、コンポスト内の発酵温度の計測、堆肥化後の畑での活用、栽培、収穫と食べるに至るまでで、固形物が変化する過程や、なぜ温度が上がるかなど、不思議なことを体験しながら、科学、数字、単位、口頭で伝えあう、話し合う、不思議に思い考え、質問するなどの学びを特別な時間ではなく、生活にある学びとして実践してきている。今年度は、宮崎国際大学に協力いただき、ソニー教育財団の科学する心に論文として園児の関わり、発見、思案する姿、失敗例、大人の関わり、考察、共に取り組む姿をまとめることができた。

来年度の活動計画

来年度に向けての活動計画では、園内には災害時に使うポータブル太陽光発電があり、これを利用、ヒントにして、太陽の不思議、太陽からの恩恵、太陽からの害などを考え、幼児期でもできる実践を通じて、太陽という環境から派生することを考えを深める計画している。
また、南九州大学の学生とおこなってきているビオトープ生態調査に加え、里山での養蜂活動の体験、学びを実践したいと考えている。

過去の活動報告