国際数学デー(3月14日)
AI(人工知能)、気候変動、エネルギー及び持続可能な開発の分野の課題に取り組み、また先進国、開発途上国の双方における生活の質を向上させるためには、数理科学の認知度を世界的に高めることが重要です。2019年11月、第40回ユネスコ総会において、3月14日を「国際数学デー」とすることが制定されました。
世界で最も広く知られている数学定数であるπを四捨五入すると3.14になることから、3月14日は多くの国ですでにパイの日として記念日となっています。
国際数学デーは、数理科学が国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成し、ユネスコの2つの優先分野であるアフリカとジェンダー平等を強化することにおいて果たしている基本的な役割を示すことを目標としています。この国際デーは世界各国で行われている楽しく多様な活動を通して数学に見いだされる喜びや、数学に関連する数多くの職業を少女や少年に示し、記念するきっかけになっています。
数学は人類の文化遺産の一部です。数学は、開発のツールであり、技術の発展に欠かせません。世界各国で行われている様々な記念行事は、この記念日が積極的に受け入れられている証です。国際数学デーはユネスコの国際基礎科学計画(International Basic Sciences Programme: IBSP)及び国際数学連合(International Mathematical Union: IMU)が主導し、多くの国際機関や地域機関の支援を受けています。
詳細はこちら:https://www.idm314.org/
ユネスコスクールの国際指針では、年に2回以上国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。「国際数学デー」を取り上げ、本テーマでSDGs達成に向けた取組をしてみませんか?
ユネスコHP「国際数学デー」(英):https://www.unesco.org/en/days/mathematics
ユネスコHP「国際デー」一覧(英):https://www.unesco.org/en/days